格好良いってなんだろう

という問いの答えの一つが

アントニオ猪木だと思っている。

 

難病に冒され、闘病する姿すら

格好良かった。

 

パジャマ姿でベッドに横たわっていても

アントニオ猪木は格好良かった。

 

格好良いというのは

良い服を着てたり良い時計をしている人が

格好良いのではなく

格好良い人が着ている服や時計が

格好良い物になるのだと。

 

猪木が着れば

パジャマも物凄く格好良いのだ。

 

行動や言動、生き様。

挫折してもそれを跳ね返す強さ。

道はそこにあるのではなく

自らの歩みの後が道になるという信念。

 

そして、強き力を持った者として

その力を弱き人、困っている人のためにこそ

使うのだという優しさ。

 

そんな強さと優しさを併せ持ち

信念と覚悟のもと生きていくことが出来れば

格好良い人になれる。

 

それは決して簡単な事ではないけれども

出自や学歴、職業、貧富、挫折の有無に関わらず

誰でもどんな状況でも目指すことが出来る事でもある。

 

自分も部下や後輩、そして誰よりも

自分の子ども達にそんな背中を見せられように

あらためて思う日となった。

 

最期まで本当の格好良さを見せてくれた

アントニオ猪木氏のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。