全く面白味のない、つまらない人間。

そう思ってこれまで平平凡凡に生きてきたつもりですが、

平凡な人という自己認識と

ちょっと変わった人という他者評価のギャップに悩んでいます滝汗

 

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最愛の人を失った

小四郎、巴御前、そして大姫。

 

小四郎は一族を守るため、生き方を変えた。

幸せになるための選択ではない、覚悟の選択。

 

巴御前は新たな幸せに向かう選択をした。

生きていてこそ、選択する権利がある。

 

大姫は、変わらなかった。変われなかった。

一度は変わろうと歩みだそうとしたが

その先で受けた洗礼に耐えられず

義高の元へと旅立ってしまった。

 

義高のことも入内のことも

大姫をその状況に追い込んだ元凶は

間違いなく父である頼朝。

 

毒親だと切り捨ててしまうのは簡単だが

すでにその手は血を分けた兄弟の血で塗られている。

娘が息子がと言って、歩みを止める事は許されない。

そんな苦しみが垣間見える。

 

「変わらぬ人」とは頼朝の事だったのか。

 

頼朝の死後、鎌倉はドロドロの謀略の舞台となる。

頼朝がドロドロだったから、それが噴出したと捉えるか。

頼朝だからこそ抑えられていたと捉えるか。

 

ちょっと先を見るのが怖くなってきた。滝汗