トウモロコシにまつわる話(その3) | 美味しいカイピリーニャはいかがですか?

トウモロコシにまつわる話(その3)

前回に引き続きまして「トウモロコシ」のお話です。

先日、ブラジルレストランで食事を摂りました。メインではなく、付け合せに「ポレンタ」が
出てきました。これって、トウモロコシを粉末にして焼き上げたパンのようなものなんです。



本場イタリアのものは大きくて厚さもあります。ブラジルのものはもっと小ぶりです。

これがうすくなるとトルティーヤになるのかな?
基本的には同じようなものだと思うんですが・・・。



これにサルサソースなどをつけて食べるといいオツマミになりますね。



で、そのトルティーヤにいろいろな具を載せて包むと「タコス」です。
チキンに野菜と香辛料を入れて・・・・、これはいいですねぇ。美味しいです。

とまあ、トウモロコシをベースにした料理を挙げていったらキリがないので、ここらへんに
しておきますが、いろいろな国の人たちがそれぞれ違った調理法で食べているのがトウモロコシ
なんですね。

コロンブスの時代以降、本当に世界の食文化が豊かになりました。

話し変わって、最近はそのトウモロコシが食用としてでなく、バイオエタノールの原料として脚光を
浴びていますねぇ。

その先端がブラジルです。



国土が広く、作付面積も広いのは確かなんです。



街のなかでもこういうお店がいくつも出店しています。みんな好きなんですね。



でも最近は、このような施設ができてエタノールに精製されることが多くなりました。



本格的に生産されています。いわゆる「お金になる」ということです。



どこから見ても普通の乗用車です。


でもこれはバイオエタノール車です。エンジン周り、どこか違っているのでしょうか?よくわかりません。


こうして燃料タンクの扉を開けると我々でもわかります。「E85」という表記に注目。

E○○とはエタノール燃料の混合比率(容積比)を表した数値です。
こちらの車の場合は、混合比率が85%までOKということなんですね。

現在、ブラジルでは法令によって、20%以上エタノール燃料を混合することが義務づけられ
います。エタノール先進国です。各国の自動車産業もそれに合わせて、それぞれの技術を駆使
してフレキシブルカー(正確にはFlexible fuel vehicleと言われる)を生産しています。

ブラジルの場合は、トウモロコシだけではなく、サトウキビも大量生産されていますから、
導入には適していたのですが、逆にエタノール生産の需要に原料の供給が追いつかなくなり、
一時は25%まで上がっていた数値を20%に引き下げざるをえなくなったほどです。

まだまだバイオエタノール燃料については技術的な問題以外にも様々な問題が見え隠れ
しているのでしょうね。

私個人としては、大好きなフルーツなどの生産が少なくなって、価格が高騰するのは困ります。
そしてそれにも増して
「美味しいカイピリーニャが飲めなくなったらどうしてくれるんだ!」
(ピンガというお酒はサトウキビベースのスピリッツですから)

儲かるからといって誰もが「トウモロコシ」や「サトウキビ」の生産を始めるのはいかがな
ものでしょうか?

次回をお楽しみに!チャオ!