
あなたは知っていたはずだ。僕がこの国の『正義』を守るために、どれだけのものを切り捨て、どれだけの覚悟でこの教場に立っているかを。僕にとって、この国は命をかけて守るべき『恋人』だ。だが、あなたは……その恋人を裏切るどころか、自分の立場を利用して、あろうことか一人の女性の尊厳と、積み上げてきた信頼を泥靴で踏みにじった。
僕の仲間たち――松田や萩原、伊達に景光。彼らが命を賭して守り抜こうとした『誇り』。それを、彼らと同じ声を持つあなたが、自らの欲望で汚した事実は、到底見過ごせるものではありません。
……もう、あなたの声から『正義』を感じることはできない。
あなたは以前、僕のことを『僕以上に僕のことを知っている』と言いましたね。ですが、それは間違いだったようだ。あなたは僕の表面をなぞっていただけで、僕の魂の重さを、その責任を、何一つ理解していなかった。
公安警察(ゼロ)として、そして降谷零として、あなたに告げます。
『そこをどけ、そこは僕の居場所だ。』
あなたはもう、光の中に立つ資格を失った。これからは、自分自身が招いた影の中で、一生をかけてその罪を償うといい。
……さようなら。僕の、かつての『半身』。」