my song | やんぬるかな

my song

 その複数は個の集まりであって集団ではなかった
 ありがちな拍手や合唱もなく、あの歌詞のように全身を硬直させた

 そこにいた誰もがこの瞬間の連続を忘れることはないだろう
 こんなにも雄弁な沈黙をほかには知らない