読後感想文
R30 を知ったのは、パソコンに関する知識が乏しいので、色々勉強していて、IntelとAMDの違いって何?と調べていたら,MS+AMD vs Intel+Apple という構図 というエントリを見つけたのが発端(読み進めていくうちに、「真性引き篭もり」経由で見たことあるかも、とか思ったり、思わなかったり)
最初に言っておくと、自分は経済関係に詳しくはないが興味はあり、テレ東系とお友達な人間なので、非常に面白く読めた
R30氏は、元記者(プロフィールはここ の下あたり)という経歴もあって、分析力、構成力はもちろん素晴らしい
ただ、専門外のことにも首を突っ込んでいくので、プロの人たちからは付け焼刃と取られても仕方がないのだろうか、コメント欄に辛辣なコメントが並ぶこともしばしば
自分としては、別にそんな間違いはコメント欄で読むまで気づかないことが多かったし、それだけ筆の進め方が上手い、ということなのだろう
ブログなんだから、別にブロガーが専門外のことを書いて間違っても、討論の場となって何か新しい価値観を生み出せれば面白いし、間違いだったら直せばいい話
しかし、ひとつだけ看過できない記述があった
書評:「中村邦夫 『幸之助神話』を壊した男」 というエントリを結ぶ言葉が
>21世紀とは、もはや素人がジャーナリストたり得ない時代なのかもしれない
だ、ということだ
それまで、ネットジャーナリズム 対 既存のマスメディアという二項対立で自説を展開しておきながら(まとめはこのエントリ )、この言葉をどうやって書けたのだろう
大変な誤解をしているのだろうか?
しかし、無知な自分にとって、この結びの言葉は、ネットジャーナリズムなんか存在しないですよ、としか読めない
過去ログの文中にリンクされているブログは、記者や教授、その他専門知識を持った人の書いたブログが多かったので、素人=専門知識を持っていない人、と言う風にとれば、納得できなくもないかもしれないが、そんなことを言ったら、R30氏の書いている専門外のエントリは全て「チラシの裏」ととってもいいのですか?と
過去ログを読んでいて、他の部分はネタとして読んでもよかったのだが、どうしてもこの記述だけは気になる
始めに書いたとおり、R30は(自分が言うまでもなく)面白かったので、忙しさの合間を縫いながら、専門外のことでも書いて欲しい(最近、更新の頻度が極端に落ちているので)