superhero
いつも、見つめる虚空の先にはsuperhero
休日の日に家族と出掛ける目的地の途中にある不気味な石油タンクの上にも
ありふれた退屈を青春と呼びたくなくて、嫉妬心溢れる無視を決め込んで眺めた教室の外にも
原因不明の病に伏せ、飛び降りた方がましかな、と思いながら視界に入った天井にも
superheroは人の形をしていなくてもいい
芸術、宗教、科学、概念、全てを統べる
superheroは卑近な存在でもいい
アイドルや下品なブログで、楽しませてくれる人でもいい
しかし、英雄は現れない
そして、自分は英雄になりえない
人間の多様性を認めるならば、superheroは必要ない
利便性を求める心に、コンビニのように簡単にsuperheroは登場する