検便で異常が見つかり、大腸検査をすすめられた就活生mop。
就活を終えて一段落した頃、意を決していつもの胃腸科に検査の予約を入れた。
いざ、大腸内視鏡検査。
胃腸科で受けた説明によると、検査は以下のような流れで行われるらしい。
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<一週間前~>
食事制限
<前日>
食事制限、水・お茶を多めに摂取
↓
下剤を服用
<当日>
吐き気止めの薬を服用
↓
2リットルの水薬(下剤)を服用
↓
麻酔注射
↓
検査
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下剤多くね・・・?
というか、また麻酔の注射があるのか。鬼門なんだけどなぁ(胃カメラ編参照)。
とか言ってるうちに検査一週間前になった。
一週間前から食べるものに制限があるのか・・・。
いちごやキウイなど、可食部に小さい種があるものは腸のヒダに残ってしまう、と。成る程。
となると、ゴマなんかもたぶんダメなんだろうな。自粛しよう。
まあこれくらいの制限なら全然平気。
普段とあまり変わらない日々を過ごしつつ、確実にその日は近づく。
検査前日。
食事制限はかなり厳しい。
実際に病院で渡された食べちゃダメなものリストにあるのは、
野菜・果物・脂肪分の多いもの・乳製品・食物繊維の多いもの
鶏のささ身とか青魚はセーフなのかもしれないが、
万一のこと(腸に食べ物が残ってしまいよく見えないので再検査、という哀しいシナリオ)を考え、
食べられるものリストから食事を決める。
以下、食べられるものリスト。
おかゆ、みそ汁(具なし)、うどん、卵、豆腐
以上。
食いしん坊のワタシには悲しすぎる。
いや、本当は何も考えずに検査前日用のレトルトセット(市販)を買うこともできた。
のだけど、絶対まずそう!!!と思って、看護師さんに食事指導してもらったのだ。
忙しい看護師さんをつかまえて
「これは食べられますか?これは?えーこれもダメなの?!!」
と散々煩わせたのだから文句は言えない。
しかしここまで制限されているとは・・・食べたものってけっこう腸にとどまってるんだな。
そんなわけで、結局何を食べたのか。以下、食事の記録。
<朝ごはん>
おかゆ、冷奴(生姜抜き)、みそ汁(具なし)
これだけ。
あなたは具なしのみそ汁を飲んだことがあるだろうか。まさに「みそ汁」。とても悲しい。
しかも冷奴に生姜をのせられないなんて・・・!
こんな食事なものだから朝から力が出ない。
<昼ごはん>
おかゆ、冷奴(生姜抜き)、みそ汁(具なし)
あれ?朝と一緒・・・。
<おやつ>
あめ。キャラメル。
いつも一食分くらいの勢いでおやつを食べるワタシには大打撃。
そして17時に病院からの指示に従い、水(お茶でも可)をコップ2杯飲む。
<夜ごはん>
おかゆ、冷奴(生姜抜き)、みそ汁(具なし)、茶碗蒸し(具なし)
茶碗蒸しは祖母がかわいそうな孫のために頭をひねりまくって作ってくれた。感謝。
それにしても三食こんな調子であまりにも味気ない。
晩ごはんを食べながらそう思ったワタシは塩昆布(フ○ッコ)を取り出した。
といっても昆布はNG食品なので、塩昆布の袋の下にたまった塩をかけるのだ!
あ、あさましい・・・!
ここまで浅ましくなってしまうほど追い詰められていたのが伝わるだろうか。
貧相な食事は人を狂わせる。
しかし、貧相であっても食事ができるだけ喜ばないといけない、
ということにワタシが気付くのは、このあと絶食に入ってから。