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春風亭一猿・半分垢

柳家小満ん・宮戸川(下)

柳家三三・磯の鮑

  <仲入り>

柳家小満ん・鰻の幇間

 

 

毎年八月に、三三師匠がゲストに入る小満ん夜会。

今年も恒例の会。

 

一猿さん、どんどん成長されてる前座さん。

「半分垢」とは、前座さんには珍しいなぁ。二つ目も近いかな?

 

小満ん師匠、昨年上だった「宮戸川」の下から。

ところが、口演中、ほぼずっとひっきりなしに雷鳴が轟いた。

扉の閉め忘れもあって、稲光までも見えている状況。

まるで、噺のBGMだった。

 

考えてみたら、この噺は上も下も、雷雨の噺だなぁ・・。

宮戸川という隅田川の別名が、聖天宮からきている、というのを初めて知った。

小満ん師の噺は、豊富な蘊蓄も楽しみだ。

 

盛夏の、若妻お花のいでたちがすっきりと美しい、白薩摩に綴れの帯。

うっとりと恋女房を眺めて鼻の下を伸ばす半七は、ちょっと老成した感じだけれど、

繁盛店を営む旦那の貫禄でしょう。

途中、下座が入って芝居掛かりになる。

ああ、夢で良かった!と分かっていてもホッとするサゲだ。

 

三三師の「磯の鮑」は、二度聴いていた。

ますます磨きが掛かって、可笑しい。

吹っ切れたような与太郎がいいなぁ。困った隠居も!

 

仲入り後は、「鰻の幇間」。

もうこんな洒脱な噺は、小満ん師にとどめを刺すと思う。

 

まず、幇間のマクラも面白い。

小さん(先代)の同級生に、幇間になったり、クリーニング屋になったりした男がいて、

この人がクリーニング店を引退したら、小さんの勧めで落語協会の事務員になった。

ところが、この事務員が「気軽に頼める」という理由から、

しばしば代演を小さんに頼んじゃう!(だって、池袋から一番近いから・・って。。。)

頼まれた(下っ端の)真打は平身低頭という笑い話だった。

 

サゲは、ペテンにかけた男が下駄を履いて行ってしまわず、

ちびた汚い下駄が残っていた、というもの。なんか、こちらの方がいい感じがする。

さすがに、裸足で帰れ、とまでコテンパンにやっつけない方が・・。

 

今年はもう、予定が合わずに残念だけれど、

また小満ん夜会に伺える日を楽しみにしたい。