ご挨拶 一龍齋貞寿×柳亭こみち
柳亭こみち・代書屋
一龍齋貞寿・朝顔日記(大井川川止めの場)
<仲入り>
一龍齋貞寿・越の海勇蔵
柳亭こみち・お初徳兵衛 名残の桟橋
こみち師匠の「お初徳兵衛」ネタ下しと、
同じくネタ下しだった模様の、貞寿先生の「朝顔日記」を聴きにらくごカフェへ。
同期女流お二人ということで、ご挨拶も和気あいあい。
ドキドキのネタ下しを控えながらも、そこはベテラン。笑顔笑顔^^
こみち師匠の一席目は「代書屋」。
必ず入れてくる女性キャストは、パートのおばちゃんの「吉田さん」。
マイペースな吉田さんに店主もたじたじの様子。
ここへ飛び込んでくる依頼人の男は、「太田道灌」という名前だっていうから、
そこから大笑いだった。
貞寿先生、「朝顔日記」は、
すれ違いすれ違いでなかなか結ばれない美男美女を描くラブロマンス。
歌舞伎が最初で、続いて文楽(こちらの外題は「生写朝顔話」(しょううつしあさがおばなし)、
その後に講談・・となったのだろうか。
歌舞伎では未見で、文楽では何度か出会っているが、
最初に見た時にあらすじをまとめてある。
https://ameblo.jp/mop33/entry-12055318500.html
(前半部)
https://ameblo.jp/mop33/entry-12056514778.html
(後半、大井川川止めの場まで)
改めて読み返してみると、家出娘の深雪ちゃん、
悪いやつに捕まって、女郎に売り飛ばされてたのね。。。
過酷な運命。あたりまえだけれど。
愛しい阿曾次郎に出会いたい一心の、盲目の深雪が、
昨夜の客が阿曾次郎と知って、川止めの大井川までたどり着くが、
すでに渡ったあとで、自分はまたしても取り残される・・というところまで。
長い物語、語っていくと、あっという間だ。
貞寿先生、師匠譲りの一席を見事に勤め上げた。
文楽を見ていたので、朝顔の姿は簑助師の遣うお人形が脳裏に浮かんできた。
仲入り後、大役が終わって晴れ晴れとしたご様子の貞寿先生。
語り出したのは、横綱稀勢の里愛!^^
稀勢の里の相撲鑑賞マナーを、丁寧にレクチャー。
そうか、拝見する時は、斜め45度に構えて、見るような見ないような・・
が、正しい鑑賞マナーなのね!納得。
マクラを語りたかったがための、お相撲の噺だった。
先に終わってルンルンの貞寿先生を楽屋で聴いてるこみち師匠は、
どんなだったでしょうね^^;
「お初徳兵衛」を掛ける方は限られていると思うが、
雲助師、扇辰師、馬石師、小辰さんに続いて、聴くのは五人目だ。
こみち師匠は、これを掛けるために、「船徳」をモノにしたんだそうだ。
女流が演じると、花魁や芸者といった役がちょっと生に聞こえてくることがあるが、
今回もお初が、素のこみち師匠のような感じもしてくる。
それでだろうか、役に入りきれない?といったところもあってか、
屋根船の中で徳兵衛に思いのたけを打ち明ける
この噺のクライマックス、「若旦那、後生・・」の台詞が無かったのが残念。
この一言にすべてを懸けたお初だったと思うからだ。
まだネタ下し、再演、再再演ではまた変わってくるかもしれない。
ぜひまた聴かせていただきたい。
