◆管原伝授手習鑑

 

       寺子屋の段

       豊竹靖太夫・野澤錦糸

 

 

といっても、もちろん全段一気に語るのではなく、

所々切りながら、解説を入れながら、寺子屋を味わおうという、親切な試み。

 

そもそも錦糸さんが、会場近くの銭湯の帰りに、

飛び込みで、浄瑠璃語らせてもらえませんか!?

と、営業を掛けたら、

担当者が、どなたですか?ああ、錦糸さん。

 

と、分かった方だったので、スムーズに進んだのだという。素晴らしい!

 

若手は、どんどん恥をかかないといけません!

と言われて、靖太夫さん、ますます大汗・・。

 

錦糸さんといえば、住太夫さんの相三味線で、

その時は、きっと住太夫から鍛えられる身だったのだと思うが、

時は巡って、自分が後輩の靖太夫と組むことになり、

日々、「千本ノック」。

 

「なにも、好き好んで組んでいるわけではない」、という。

「いつでも、いややったら、やめるで~。」

 

必死に首をぶんぶん振る靖太夫。

 

こ、怖い・・・。

しかし、有難い!!!

 

そんなトークを入れながら、休憩を挟んで無事語り終える。

 

何度も行きつ戻りつ・・・

なんだか、公開稽古を拝見しているような気分になってくる。。。

 

貴重な体験。

最後に質問コーナーがあって、

お三味線に詳しい方の質問もあり、

そうしたやり取りは、素人にはとても参考になった。

 

とにかく、奥深いです浄瑠璃は・・・と改めて思う。

 

10月末には、国立劇場で素浄瑠璃の会があり、

そこでも靖大夫・錦糸コンビで「金閣寺」が聴ける。

初役ではない、という靖大夫だが、錦糸師の三味線(掛け声などは掛けずに合わせる)と、

どう演じていくのか、ますます楽しみになってきた。

 

ガンバレ!靖さん!!^^