春風亭朝七・つる
五街道雲助・身投げ屋
春風亭一朝・紺屋高尾
    <仲入り>
春風亭一朝・短命
五街道雲助・二番煎じ



夢の二人会。

朝七くん、なんか唐突に「つる」に入った感じ。
もしかしたら、違うネタにしようとしていたかな?

雲助師匠。なんというご無沙汰!
こんなに長く聴いていないなんてことは今まで無かったことだ。

もう、なんだって嬉しい!
一席目は「身投げ屋」。
親子連れの身投げ屋の胡散臭いこと!最高だ。

一朝師匠は「紺屋高尾」。
初めて伺った時から、少しずつクスグリが変化してきている。
花魁の部屋や夜具の描写が丁寧。
久蔵の純情ぶり。三十になるまで一心不乱に働き抜いた人生を思うと泣けてくる。

紺屋高尾は、二月の15日で、幾世餅は三月の15日。

仲入り後、一朝師匠は、「短命」15分でキッチリ笑わせる。ちょうど寄席の尺だけれど、
寄席よりもちょっぴりサービス精神旺盛だったかな?

聴きたいと願っていた「二番煎じ」を掛けてくれた雲助師匠に感謝!
本当に久しぶりに師匠の「二番煎じ」が聴けた。

他の方とは違って、組み分けがない。
また、河内屋(上方弁)がデロレン祭文を語るのも特色。
酒盛になった時に箸だけではなく、茶碗も一つしかない。

半ちゃんの吉原の惚気話に「その後」があって、
その花魁をひかせて、女房にして添い遂げたといういい話になっている。

これは、もしかしたら、川柳からヒントを得たエピソードかな?とも思う。

「母の名は、親父の腕でしなびて居」

まくった腕に、おはな命とあったとしている。
その女が、初めは二親から歓迎されなかったけれど、よく尽くしてくれて、
終いには両親の方が気に入って、千住の妓女と懇ろになった時には、
三人がかりで吊るし上げられた・・
という、半ちゃんの半生。

いいなぁ。

そこへ、無粋な役人の声が響く。
「番!」
シッ!
「番、番」
シッシッ!

雲助版では、鍋に座るというとんでもないことにはならない。
みんなでその前に座って隠すのみ。

「赤い顔を消せ!」
は、無理だ・・・

みんな赤い顔して、お酒の匂いをプンプンさせて、猪鍋の味噌のいい匂いまで漂って、
バレないはずがないわけで・・

人情の機微に笑わされる。

本日、年を一つ重ねたもので、
何よりのプレゼントになった。ああ、嬉しい。