春風亭一朝・三方一両損
春風亭一花・雛鍔
春風亭一朝・井戸の茶碗
        <仲入り>
春風亭一朝・居残り佐平次



ご当地にて、いつも前座を勤めてきた
一花さんが、三月下席から二つ目昇進されてから
初お目見得。

ということで、お祝いに・・と、
前座役を、一朝師匠自らがなさるという、
この度のご趣向だった。
(師匠は案外楽しんでいたようだったが)

前座役とはいえ、
最初から「三方一両損」。
寄席とは違って、たっぷり!

大家さんが、おかみさんに、
座布団出させたり、引っ込ませたりするところは、初めて伺う。
お白州になってからは、かなり短めだったので、
調整されながら、緩急自在に進んでいった印象。

続いて上がった一花さん、
師匠が返した座布団の上で、足が震えてます、と。それはそうですね。
(このご趣向は、お祝いになってない?^^;)

黒紋付に袴姿で、「私事ではございますが・・」と、昇進のご挨拶から「雛鍔」。
ネタもどんどん増えてきているようだ。

師匠の二席目は、「井戸の茶碗」で、おしまいが「居残り佐平次」。

今まで、この回では、芝居噺や鳴り物実演等が印象的だったけれど、この日は普通に、たっぷりと三席。

一花さんの熱演もあったので、
笑いの少ない東京の噺に慣れないお客席には、師匠が二席でも充分だったかもしれない。
(おしまいの方は集中が途切れてきて、時計を見る方が多かった)

とはいえ、こちらは久しぶりに聴いた「三方一両損」の啖呵といい、
「居残り佐平次」の、品川の廓の風情といい、たっぷりと堪能。

来年の春の会は、もう少し早めに、できれば文楽月の四月が有難いなぁ、と思うが、お忙しい師匠のこと。どうなるかな・・