ご挨拶・柳家権太楼
開口一番柳家小多け・手紙無筆
柳家さん光・新聞記事
柳家権太楼・居残り佐平次
<仲入り>
柳家権太楼・幽霊の辻(ゆうれんのつじ)
<ちょっと一服>
藪入り
お囃子・大田その
この会は、一番最初に伺って、大ネタばかり4席も!
と驚いた記憶がある。
どうやらその後も4席ということだったようだが、今回は(いつもは入らない)前座も入って3席。
そのかわり、初めにそのあたりの経緯を含めたトークが入る。
毎回4席というのは、どう考えても負担が大きいから、今後は3席にすればいいのに・・と個人的には思う。
トークが終わって、師匠自ら高座返し。
走って上がった小多けくん、やりにくかったでしょうね。。。
「居残り佐平次」は、権太楼師の明るさが、この男のうさん臭さの邪魔をしている感じがした。
(うさん臭い感じは、喜多八師のがすごく感じた)
この噺も、そして「藪入り」も、背景がもはや完全にファンタジーで、
観客に伝えるのが難しくなってきてるんでしょうねぇ・・、
権太楼師匠も、このほかに「野ざらし」、「湯屋番」なんて寄席の定番だったネタを、いまやる人が減ってる、という。
お客が理解できなくなっているから、説明しなくちゃいけない。そうなると、もうめんどくさい・・ということになる。
品川の、大店に上がって無銭飲食のあげく居残りをしながら祝儀を稼ぎ、凶状持ちと主人を謀って大金をせしめてはい、さようなら・・と唄うのは
裏~の、背戸や~~で、ちょいと竹掛けて・・・
と、呑気だ。
サゲは、「居直りまでさせられる」。
(この日の三席とも、サゲは独自のものになっている。)
「幽霊の辻」では、
先日さん光さんが掛けられたときに話されていた、新米のお囃子さんネタで、
なんと、そのお囃子さんの失敗の実演をおその師匠に、高座から指示して、現実にやらせる、ということを!
いやぁ、めったに拝見出来ないことでした。
この噺は、桂枝雀のために小佐田定雄氏が創られたもので、
それを権太楼師が東京のものにアレンジしている。
怖いけれど、可笑しいという、爆笑落語だ。東京ではまさに権太楼師の独壇場。
サゲは、「お化け屋敷の出口は向こう」。
あれ?これは、アトラクションだったの??というサゲ。
「藪入り」は、先日ネタ下しで聴いている。
プログラムに、三代目金馬の「藪入り」への思いが綴られている。
今の観客にどう伝えるか、そうとう悩まれたのだと思う。
それで、サゲも変えているし、仕込みに説明を入れるはずだったのを、飛ばしてしまった・・とは、御本人の談。
全力投球の高座だったが、まだネタ下しから日が経っていないので、口なじみはないだろう、何カ所か言い間違えもあったりして、
まだまだこれから練られていくのでしょう。
何はともあれ、長講、3時間超え、お疲れ様でした。