春風亭一花・花色木綿
柳家小満ん・位牌屋
柳家小菊・俗曲(忠臣蔵二分45秒・たぬき!他)
<仲入り>
柳家小満ん・二階ぞめき



小満ん師匠の会のたのしみは、豊富な蘊蓄の一端を、絶妙な話術で聴かせて頂けること。

マクラが、たまらなく嬉しいもの。
こればっかりは、大人の楽しみ。
人生経験経て、初めて納得!の、宝物のような数々のマクラ。

前日東京は時ならぬ大雪?に見舞われた。
そこから、寒さの話に及び、前座修業時代の、師匠文楽との思い出。
あの当時、暖房器具はないに等しく、手あぶりの火鉢のみ。
それも、師匠が出掛けると大っぴらに炭を継ぐわけにいかず、僅かに残った燠を起こして手をかざす。
そんなもんでは、あったかくもなんともない・・というわけで、身体を動かす。やたらと、階段を磨き上げる。
これが一番暖かい、というのが泣けてくる。昔は、そういうもんだったんでしょうが、小僧のさだ吉とだぶる。

若いもんが、火鉢に当たってのうのうとしてたら、ロクなもんになんねぇ!
なんて、小言が降ってきそうだ。

そこから入る、噺の本編も、もちろん素晴らしく、動きも無駄なく、それらしい。

面白かったのは、芝居っ気たっぷりの、二階ぞめきの若旦那。
この若旦那、かなり荒っぽい言葉で、職人に成り切っていたのかな?

そして、本日のゲスト小菊師匠!
この師匠を聴くのに、ここは一番の会場かもしれない。
生の三味線と、絶妙なノド。

いつも寄席で伺うより、やはり贅沢な気分。
師匠も、初めての場所で、最初は緊張されていたようだが、なんのことはない、蓋を開けてみれば、知った顔ばかり・・?
リラックスして、ご機嫌よく弾き語り。

また、小菊師匠を、ゲストにお迎えしてほしいなぁ。至福の一夜だった。