会場:日本橋劇場

<昼の部>
桃月庵ひしもち・真田小僧
蜃気楼龍玉・駒長
五街道雲助・手紙無筆
隅田川馬石・火焔太鼓
<仲入り>
隅田川馬石・野ざらし
蜃気楼龍玉・臆病源兵衛
五街道雲助・抜雀


古今亭・金原亭の噺、という縛りで、
五街道四門、雲助一門が、昼夜に大奮闘!
その昼の部。

この縛りは、雲助師に言わせると、大変ありがたいそうで、膨大なネタ数。志ん生・馬生に感謝^ ^


だいたいが、「ぞろっぺい」な一門のことで、
雲助師、馬石師などは、合計四席も!気が遠くなるんじゃないか?と心配になる(笑)

これは、昼に行くに限る!と思ったが、当たり!昼はまだみんな元気(笑)

とはいえ、こんな朝早く・・と、ボヤくのは龍玉師。
いえいえ、12時開演ですから!世間ではもう午後・・^^;噺家の体内時計では、早朝なんでしょう。
そうは言っても「駒長」たっぷり。
いきなり、これ?と、ちょっと嬉しい驚き。

雲助師でしか聴いてないネタ。龍玉師にも向いてる。お駒さんは、色っぽくないけど。
凄まじい貧苦の末の裏切り〜逃避行。こんな話は、本当にあったかも?と思わせる。
こんな深刻な噺を、サラッと軽い喜劇に仕立て上げる。改めて、落語って凄い!

雲助師、まさかの「手紙無筆」!
おおい、楽屋のはまぐり、ひしもちのお二人、耳だけ高座に貼り付けといてね!と、叫びたい。

ちょっと先代馬生のだろうな?と思えるような擽りも入ったりして、滅法楽しい!
サゲは、「お猪口?お平という字が大きくて、陰に隠れて見えなかった」

馬石師も、ボヤきから。
なんなんでしょう、この一門、弟子がみんなボヤく(笑)

どうやら、ネタ振りが、雲助師だったようで、「火焔太鼓やるなら、師匠でしょ?」と、不満そう。
なんでも、「人情噺火焔太鼓」の方ならやりたいんだそうで、それ聴いた客席は喝采!
いや、やりませんけどね!と、慌てる一幕。

そんな風に始まった「火焔太鼓」、やはり、そう口馴染みのない感じで、手探りの感じ。
それが、後半、太鼓を届けるあたりから、俄然面白くなる。この師匠のフラだなぁ。
稽古積んで、持ちネタにしたらいいのになぁ。

仲入り後、再び馬石師。当然ボヤく(笑)
「野ざらし」とは意外。雲助師もめったに掛けないけれど、馬石師、持ってたんだ!と驚く。ただし、川に落っこちるとこまで。短縮バージョン。

龍玉師、なんせ陰気ですから・・と自身評。
それでも、可笑しい陰気な噺、とも言える「臆病源兵衛」を持ってきた。師匠そっくりだ〜。(駒長もだけれど)

雲助師、一席目が軽かったから、まだまだお元気!
ということで、「抜け雀」。
この師匠のこのネタは好きだ。

何がって、階段が抜けているから、駆け上がり、駆け上りのたんびに、

ひい、ふう、みい、よー・・
と、数える。

それを忘れて踏み抜いたりしちゃう!
他愛ないけど、本当に可笑しい。

誰が考えたんだろう、先代馬生か?志ん生か?それとも、雲助師ご自身か?
(そういえば、志ん朝のCDがあったっけ。こんど、聴いてみよう)

大爆笑で、昼の部お開きとなった。