開口一番春風亭きいち・ 寄合酒

桂吉坊   ・        七段目

春風亭一之輔   ・    百川

(仲入り)

春風亭一之輔   ・ 臆病源兵衛

桂吉坊・       次の御用日

 

 

きいちくん、なかなか出会えずにいた前座さん。役者をやっていたというからだろうか、語りが台詞めいた印象。「話芸」となると、また違うのだろう。難しいなぁ。

 

お囃子さんも入って、贅沢な、贅沢な「七段目」。始まったときには、「またか・・?」という感じだったが、終わってみればこの日一番の聴きもの。さすが手慣れた芝居噺で、めっちゃ楽しい!

 

一之輔師の「百川」(ネタだし)も、「またか・・」だったが、こちらはいろいろと変えてきているので、ちょっと新鮮。

しかし、百兵衛さんが長谷川町で、なぜ「異人さん」と呼ばれたのか、は謎だ。。。

サゲは、「間が悪い?」「いや、『ま』ではねぇ、『め』」だった。

 

仲入り後、再び上がった一之輔師、「臆病源兵衛」。

吉坊師が「次の御用日」をネタ出ししていたので、なんでこのネタにしたのかな・・?という感じはした。

二つの噺とも、「わっ!」「あっ!」と、驚かすというストーリー。ちょっと「おどかしシリーズ」になった(・。・;

 

どなたかが、一之輔師は、なにをやってもおなじよう、と書かれていたけれど、この日はとくにそんな感じ。(オーバーアクションにはすごく笑えたけれど・・)

過去のトラウマのマクラ(姉の部屋にあった、某女性歌手のポスターを怖くて剥がした出来事)が可笑しすぎて、危うく、「マクラの方が面白い噺家」になるかと思った。。。

 

「次の御用日」は、生では初めて聴いた噺。

聴いてるうちに思い出した。子供のころTVでよく見ていた枝雀さんの十八番の噺ではないか!

「お日ぃさんが、カーーーーッ!!」という、体を斜にずらして、頭を太陽に見立てる、という斬新なアクションが入る、あれだ。

 

さすがに、吉坊師にはまねできるわけもなく(笑)

そのまま、さら~っと演じたわけだけれど、終わってみてもなんだか、何がおもろいのか、ようわからんなぁ・・という、取り残されたみなしごのような心持になる噺だった。

 

夏の売り声とか、それなりに味がでてくる年にならないと、演じるのは難しい噺なのかもしれない。

年を重ねてからの、次回を待ちたい。