古今亭今いち    手紙は笑う

柳家やなぎ      松竹梅

春風亭一之輔    お見立て

柳家さん喬      抜け雀

      仲入り

五街道雲助     花見の仇討

 

 

全回行かれなかったので、ちょっとお久しぶりの会。

 

開口一番は芸協の前座さんで今いちくん。「手紙は笑う」は、柳家金語楼作の「新作」だというが、今聴くとたいへん古めかしい感じ。若い前座さんがこういう噺も継承していってるんだなぁ、と改めて思った。

 

やなぎさん、前座のころからよく掛けてる「松竹梅」。マクラの牛の鳴きまねが生きた。

 

一之輔師、わりと普通の「お見立て」(笑)。この噺は、もともと廓噺のなかではぶっ飛んだ噺で、あえて壊したり崩したりしなくてもいいのかな?

「ケスケ」で笑いを取っていたが、お大尽の言葉に一之輔師の地元のお国訛りも投影しているのかな?(そんなわけないか・・)

 

さん喬師「抜け雀」は初めて。今まで聴いたのと明らかな違いだったのが、初めて雀が抜け出るシーンで、宿屋の主が、雀を見て、絵から抜けた?と思うのだ。そう思ってパッと振り返るという動きがある。

これまでの宿屋の主は、呆然と見ていて、絵の中に収まって初めて「抜け出た!」と認識する。

 

この解釈の違いはちょっと面白かった。

私見だと、あくまで間の抜けた主人だから、絵を振り返るようなひらめきはなかったように思うのだが・・。

 

仲入り後、雲助師の「花見の仇討」。この日一番の大爆笑!花見時分にこれを聴かなきゃつまらない。

花見の趣向のところからおしまいの仇討ちの茶番まで、笑い続けた。やっぱり、雲助師はいいなぁ、と改めて満足感たっぷりで帰路に就いた。