碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)
田植の段
口 竹本小住大夫・鶴澤清公
奥 豊竹松香大夫・鶴澤清友
浅草雷門の段
口 豊竹希大夫・豊澤龍爾
奥 豊竹咲甫大夫(津駒大夫代演)・鶴澤寛治
新吉原揚屋の段
豊竹英大夫・鶴澤清介
(人形役割)
庄屋七郎兵衛 吉田蓑一郎
志賀台七 家来丹介
百姓与茂作 吉田玉輝
妹 おのぶ 吉田一輔
家来貫平 桐竹紋吉
豆蔵どじょう 吉田勘市
大黒屋惣六 桐竹勘壽
茶店亭主 吉田玉路
悪者観九郎 傾城宮城野
禿しげり 吉田和馬
新造宮里 桐竹紋臣
新造宮柴 桐竹紋秀
その他大勢
「碁太平記白石噺」。姉妹仇討ちの話。発端の「田植の段」が付いて、父親がなにゆえ非業の死に遭ったか、というところが理解できる。
歌舞伎では「信夫」(しのぶ)だが、文楽では「おのぶ」というのが在所にいる、妹娘の名前だ(おそらく、「信夫」のほうは、「しのぶもじずり」から来たものか?)。
初めは奥州の片田舎で、次が浅草雷門から、吉原の揚屋。つまりは、文楽にとって、言葉がネックになる。
陸奥言葉に江戸言葉。陸奥のほうは誰も分からない・・ということで、かなりいい加減で、ユーモラス。江戸言葉のほうは、開き直っての上方弁!(汗)聞いてて、ちょっと不思議な気分に。。。
例えていえば、外国で、外国人の日本語を聞くような感じか・・。まあそれもご愛敬^^
奥州白坂村で百姓の与茂作は、代官の悪事を見つけてしまい、それがもとで切り殺される。
父ばかりか病の母も亡くし、娘おのぶは、吉原に奉公しているという姉を探しに江戸へ巡礼の旅に出る。
姉妹の父は元武家で、是非とも敵討ちを・・と江戸でうろうろしているところを、悪党に騙され、吉原に売り飛ばされてしまうが、買ったのは姉の奉公先の主人、大黒屋惣六。
それとは知らずに花魁の部屋へ行くおのぶだったが、女郎たちに奥州言葉を嬲られ、ているところを聞いた花魁が実の姉と知れ、二人で仇討ちの誓いを立てるが惣六に聞かれてしまい、懐剣で立ち向かう。
惣六の情理備えた諭しに従い、時節をまつことにする姉妹。女性版曽我兄弟、といった趣向。
桜鍔恨鮫鞘((さくらつばうらみのさめざや)
鰻谷の段
中 豊竹靖大夫・鶴澤清丈
前 豊竹呂勢大夫・鶴澤清治
切 豊竹咲大夫・鶴澤燕三
(人形役割)
香具屋弥兵衛 吉田玉佳
でんぼの十兵衛 吉田蓑紫郎
お妻の母 吉田蓑一郎
娘お半 吉田蓑次
古手屋八郎兵衛 吉田和生
仲仕銀八 吉田玉志
捕り手 大勢
この話は、やっぱり、ハードルが高すぎだ。。。義理人情も分かるけれど、旧主の放蕩息子の遊女に入れあげる金のために死なねばならぬ、市井の人々。。。
こんな死屍累々の状況で、なんの見受けの金じゃいのう!と言いたいわ。。。
にも拘わらず、上演されているのは、それなりの意味があるからだと思える。
大阪の、金に詰まった商家の営みが、まるでTVドラマのように、リアルに見る者に迫ってくる。
書置きを書いて夫に真実を知ってほしいと願う、殺される覚悟の妻は、無筆だった、という状況もリアリティがあって、哀れを誘う。追い打ちを掛けるのが、子供の哀れさ。
もう、これは、無理だわ~。
中を語る靖大夫も、時代物で進境著しいが、やはり、こういった世話物は、また別のむつかしさか、苦戦しているようだった。
団子売
お臼 竹本三輪大夫・竹澤団七
杵造 豊竹芳穂大夫・竹澤団吾
豊竹咲寿大夫・鶴澤龍爾・鶴澤清允
(人形役割)
団子売杵造 吉田玉男
団子売りお臼 桐竹勘十郎
暗さをパッと吹き飛ばす、明るい舞台。
玉男・勘十郎の息の合ったコンビが、楽しく舞い踊る。
若手で観ることが多かったが、やはり、ご両所だと、キレが違うなぁ、と納得。
このあと、あべのハルカスで浮世絵展を見て、淀屋橋で呑み、という至福の一日。
翌日は、京都へ・・・
田植の段
口 竹本小住大夫・鶴澤清公
奥 豊竹松香大夫・鶴澤清友
浅草雷門の段
口 豊竹希大夫・豊澤龍爾
奥 豊竹咲甫大夫(津駒大夫代演)・鶴澤寛治
新吉原揚屋の段
豊竹英大夫・鶴澤清介
(人形役割)
庄屋七郎兵衛 吉田蓑一郎
志賀台七 家来丹介
百姓与茂作 吉田玉輝
妹 おのぶ 吉田一輔
家来貫平 桐竹紋吉
豆蔵どじょう 吉田勘市
大黒屋惣六 桐竹勘壽
茶店亭主 吉田玉路
悪者観九郎 傾城宮城野
禿しげり 吉田和馬
新造宮里 桐竹紋臣
新造宮柴 桐竹紋秀
その他大勢
「碁太平記白石噺」。姉妹仇討ちの話。発端の「田植の段」が付いて、父親がなにゆえ非業の死に遭ったか、というところが理解できる。
歌舞伎では「信夫」(しのぶ)だが、文楽では「おのぶ」というのが在所にいる、妹娘の名前だ(おそらく、「信夫」のほうは、「しのぶもじずり」から来たものか?)。
初めは奥州の片田舎で、次が浅草雷門から、吉原の揚屋。つまりは、文楽にとって、言葉がネックになる。
陸奥言葉に江戸言葉。陸奥のほうは誰も分からない・・ということで、かなりいい加減で、ユーモラス。江戸言葉のほうは、開き直っての上方弁!(汗)聞いてて、ちょっと不思議な気分に。。。
例えていえば、外国で、外国人の日本語を聞くような感じか・・。まあそれもご愛敬^^
奥州白坂村で百姓の与茂作は、代官の悪事を見つけてしまい、それがもとで切り殺される。
父ばかりか病の母も亡くし、娘おのぶは、吉原に奉公しているという姉を探しに江戸へ巡礼の旅に出る。
姉妹の父は元武家で、是非とも敵討ちを・・と江戸でうろうろしているところを、悪党に騙され、吉原に売り飛ばされてしまうが、買ったのは姉の奉公先の主人、大黒屋惣六。
それとは知らずに花魁の部屋へ行くおのぶだったが、女郎たちに奥州言葉を嬲られ、ているところを聞いた花魁が実の姉と知れ、二人で仇討ちの誓いを立てるが惣六に聞かれてしまい、懐剣で立ち向かう。
惣六の情理備えた諭しに従い、時節をまつことにする姉妹。女性版曽我兄弟、といった趣向。
桜鍔恨鮫鞘((さくらつばうらみのさめざや)
鰻谷の段
中 豊竹靖大夫・鶴澤清丈
前 豊竹呂勢大夫・鶴澤清治
切 豊竹咲大夫・鶴澤燕三
(人形役割)
香具屋弥兵衛 吉田玉佳
でんぼの十兵衛 吉田蓑紫郎
お妻の母 吉田蓑一郎
娘お半 吉田蓑次
古手屋八郎兵衛 吉田和生
仲仕銀八 吉田玉志
捕り手 大勢
この話は、やっぱり、ハードルが高すぎだ。。。義理人情も分かるけれど、旧主の放蕩息子の遊女に入れあげる金のために死なねばならぬ、市井の人々。。。
こんな死屍累々の状況で、なんの見受けの金じゃいのう!と言いたいわ。。。
にも拘わらず、上演されているのは、それなりの意味があるからだと思える。
大阪の、金に詰まった商家の営みが、まるでTVドラマのように、リアルに見る者に迫ってくる。
書置きを書いて夫に真実を知ってほしいと願う、殺される覚悟の妻は、無筆だった、という状況もリアリティがあって、哀れを誘う。追い打ちを掛けるのが、子供の哀れさ。
もう、これは、無理だわ~。
中を語る靖大夫も、時代物で進境著しいが、やはり、こういった世話物は、また別のむつかしさか、苦戦しているようだった。
団子売
お臼 竹本三輪大夫・竹澤団七
杵造 豊竹芳穂大夫・竹澤団吾
豊竹咲寿大夫・鶴澤龍爾・鶴澤清允
(人形役割)
団子売杵造 吉田玉男
団子売りお臼 桐竹勘十郎
暗さをパッと吹き飛ばす、明るい舞台。
玉男・勘十郎の息の合ったコンビが、楽しく舞い踊る。
若手で観ることが多かったが、やはり、ご両所だと、キレが違うなぁ、と納得。
このあと、あべのハルカスで浮世絵展を見て、淀屋橋で呑み、という至福の一日。
翌日は、京都へ・・・