五街道雲助   宗論
五街道雲助   大山詣り
    仲入り
五街道雲助   景清


二日連続で、雲助師を聴くこの幸せ♪
マクラで、梅雨に入って、自転車で最寄り駅まで出掛ける師匠にとって、いかに不便をかこつか、えんえんと話されるのがお気の毒ながら、すでに面白い。

「宗論」は聴いたことないなぁ、と思っていたが、30年以上も前に一度頼まれて、持ってなかったのに演ったことがあるっきりで、ほとんどネタ下しも同然だという。
父親はごく普通だが、息子がとんでもなく不思議な節回しでしゃべるのがやたら可笑しい。賛美歌も御詠歌みたいな節回しで、どうしても雲助師が歌うと、和物になる?(汗)
サゲは、留めに入った権助に「おまえも真宗だろう」
「いんや、おら、奥州だ」。
とにかく、珍しいもの拝見、だった。

「大山詣り」あとに大物が控えてるためか、ちょっとあっさりと演じたイメージ。
そうか、「信心」というテーマだと「景清」のほか二席はこれだったか・・

「景清」は掛かるのが珍しいネタで、何度も聴いているわけではない。上方から来た噺だし、「清水様」が上野になってるのもちょっと苦しい作りだ。

目の不自由な貞次郎の仕草がほんとにそれらしい演じぶりで驚く。つぶったままで、さまざまな表情をするのだから、凄い。
観音のご託宣で目が開くところは、鳴り物、お囃子が入って賑やかになる。このあたりは上方っぽい演出。

「蟻ががありありと見える。あ、さっきの雨でか」のクスグリは、米朝師のか?そして、サゲの「下取りの眼は置いていけ」は、先代米団治のもののようだ。(たまたま読んでいる「米朝落語の舞台裏」より)

この日は、珍しい噺は二席聴くことができたなぁ、という感じ。でも、雲助師らしい噺とはいえなくて、次回、大爆笑の短い噺も聴きたいものだ。
次回公演のお題は「祭」。さて何が聴けるか楽しみだ。