開口一番 春風亭一花 桃太郎
古今亭志ん橋 粗忽長屋
五街道雲助 禁酒番屋
仲入り
柳家喜多八 七度狐
春風亭一朝 淀五郎
四師匠揃い踏みの贅沢な会。
一花ちゃん、先日の寄席のときよりしっかりした話しぶり。会場もあるかな?しかし、「眠くない」のイントネーションが妙で、しかも連発するから、隣席のおじ樣方がずっと変だ、と言い続けてた。江戸っ子一花ちゃんにも難しい日本語・・・
志ん橋師、ゆったり、のんび~り、噺を続けるが、どこまでが噺の登場人物か、それともご自身か?と思えるようなフラ。爆笑し続けて、30分近く。
雲助師、先代馬生師のだという、珍しい「禁酒番屋」。
お殿様が禁酒令を出す元になった宴会の模様を丁寧に演じている。酔って言い合いになる二人の侍。一人が斬り殺され、もう一人も自刃する。その様子を描くこともあったが、あくまでサラリとだった気がするが、かなり丁寧だった。
近藤さんは、一升の酒のお代に、三河屋に一両置いて帰る。
それで買ってくるカステラの表面を削いで、箱の中に入れた五合徳利の上に被せる。題して「カステラ水(すい)」。
カステラ水が失敗して、油・・ではなく、臭い「油かす」を持ち込む、という名目で、油かすを入れる強烈な臭いの徳利で決行。これまた玉砕するわけだが、臭い徳利の中に入れたら、酒も不味くなりそう・・
ここまで、一々番頭が悔しがり、二升もタダ呑まれた、と腹に据えかね、自ら一計を案じて、一升瓶に「例の物」を詰めようとするのだが、小僧の定吉が出ない、と断るや、女中のお清どんにお鉢が回ってくる。しかも、一人で溢れさせる・・というのだからすごい!(女は無理、と言われて店の漏斗をとって来たり、と様々な笑いを織り込む)
なんとも不思議な、ものすごい「禁酒番屋」だった。
仲入り後、喜多八師「七度狐」。
上方の「東の旅」発端に続く噺ということで、東京で聴くのは珍しい。
しかし、そこは喜多八師。独自のテイストに料理してから出してくれるわけで、秀逸な(?)マクラが笑いを誘う。(そのマクラから「七度狐」ですか、師匠・・)
この日は、ただでさえ実力者揃いの落語会に、気が入った感じで、もう、可笑しくて笑い続けた印象。
こんな流れを、トリの一朝師が締めてくれた。
「淀五郎」は、何度も聴いている噺ながら、やっぱり、芝居の幕内の人だった一朝師が演ると、ひと味もふた味も違うような気がする。
淀五郎が死を覚悟して暇乞いに訪れる仲蔵宅。淀五郎の気持ちなど先刻お見通しの仲蔵。演じさせてダメを出すところが秀逸。
じっと淀五郎の動きを見つめる仲蔵。大きく動いたり、顔色を変えたりといったことはなく、ちょっとした目の動きなどで、仲蔵の気持ちが表される。
この場の一朝師の一挙手一投足を見逃すまじ、と客席も固唾を飲む。
苦労人だけに、突き放すようなことはせず、じっくりと教える慈愛の籠った仲蔵。なんとなく、一朝師のお弟子さんに対するお姿のような気がしてくる。
仲入り入れて3時間近くの会。これだけ聴くと、普通は聞き疲れというものがあるのだが、全くなかった。
ほんとうに充実した会で、長く会を運営、支えてこられた方々と、それに快く応えてくれる師匠方に感謝感謝だ。
古今亭志ん橋 粗忽長屋
五街道雲助 禁酒番屋
仲入り
柳家喜多八 七度狐
春風亭一朝 淀五郎
四師匠揃い踏みの贅沢な会。
一花ちゃん、先日の寄席のときよりしっかりした話しぶり。会場もあるかな?しかし、「眠くない」のイントネーションが妙で、しかも連発するから、隣席のおじ樣方がずっと変だ、と言い続けてた。江戸っ子一花ちゃんにも難しい日本語・・・
志ん橋師、ゆったり、のんび~り、噺を続けるが、どこまでが噺の登場人物か、それともご自身か?と思えるようなフラ。爆笑し続けて、30分近く。
雲助師、先代馬生師のだという、珍しい「禁酒番屋」。
お殿様が禁酒令を出す元になった宴会の模様を丁寧に演じている。酔って言い合いになる二人の侍。一人が斬り殺され、もう一人も自刃する。その様子を描くこともあったが、あくまでサラリとだった気がするが、かなり丁寧だった。
近藤さんは、一升の酒のお代に、三河屋に一両置いて帰る。
それで買ってくるカステラの表面を削いで、箱の中に入れた五合徳利の上に被せる。題して「カステラ水(すい)」。
カステラ水が失敗して、油・・ではなく、臭い「油かす」を持ち込む、という名目で、油かすを入れる強烈な臭いの徳利で決行。これまた玉砕するわけだが、臭い徳利の中に入れたら、酒も不味くなりそう・・
ここまで、一々番頭が悔しがり、二升もタダ呑まれた、と腹に据えかね、自ら一計を案じて、一升瓶に「例の物」を詰めようとするのだが、小僧の定吉が出ない、と断るや、女中のお清どんにお鉢が回ってくる。しかも、一人で溢れさせる・・というのだからすごい!(女は無理、と言われて店の漏斗をとって来たり、と様々な笑いを織り込む)
なんとも不思議な、ものすごい「禁酒番屋」だった。
仲入り後、喜多八師「七度狐」。
上方の「東の旅」発端に続く噺ということで、東京で聴くのは珍しい。
しかし、そこは喜多八師。独自のテイストに料理してから出してくれるわけで、秀逸な(?)マクラが笑いを誘う。(そのマクラから「七度狐」ですか、師匠・・)
この日は、ただでさえ実力者揃いの落語会に、気が入った感じで、もう、可笑しくて笑い続けた印象。
こんな流れを、トリの一朝師が締めてくれた。
「淀五郎」は、何度も聴いている噺ながら、やっぱり、芝居の幕内の人だった一朝師が演ると、ひと味もふた味も違うような気がする。
淀五郎が死を覚悟して暇乞いに訪れる仲蔵宅。淀五郎の気持ちなど先刻お見通しの仲蔵。演じさせてダメを出すところが秀逸。
じっと淀五郎の動きを見つめる仲蔵。大きく動いたり、顔色を変えたりといったことはなく、ちょっとした目の動きなどで、仲蔵の気持ちが表される。
この場の一朝師の一挙手一投足を見逃すまじ、と客席も固唾を飲む。
苦労人だけに、突き放すようなことはせず、じっくりと教える慈愛の籠った仲蔵。なんとなく、一朝師のお弟子さんに対するお姿のような気がしてくる。
仲入り入れて3時間近くの会。これだけ聴くと、普通は聞き疲れというものがあるのだが、全くなかった。
ほんとうに充実した会で、長く会を運営、支えてこられた方々と、それに快く応えてくれる師匠方に感謝感謝だ。