開口一番 神田みのり  宮本武蔵 狼退治序
神田きらり       寛永三馬術 梅花の誉れ
立川談幸        二番煎じ
柳家小満ん       鉄拐
       仲入り
古今亭志ん輔      お直し


開口一番が講談で、講談が初めに二つ続いた。

きらりさん、連雀亭のオープンの時と同じネタだったが、ここでは時間たっぷりで、より詳しく語り込んだ印象。これでも、「階段昇り」まで。残念ながら、「下り」を聴く機会は、なかなかありそうもない。

談幸師、ちょっと見た所、何十年後かの兼好師という風貌。謡の先生が、黒川先生じゃなくて、浜田先生だった。あとはいつもの二つに分かれるバージョンと変わらない。

この日伺った第一の眼目が、小満ん師の「鉄拐」。めったに出るネタではなく、私は初めて。中国を舞台にしてるのに、番頭さんの名前が日本人だったり、なんとも人を食ったような、煙に巻かれるような、不思議な噺。
小満ん師自体がちょっと仙人めいた雰囲気があって、李白と陶淵明が時代を超えて飲んだくれて暴れるというサゲを言ったあとで、いたずらっ子みたいな笑顔が見られて嬉しくなる。

さて、まさかの二日連続の「お直し」だ。馬石師の30分足らずのを昨日聴いて、今日は志ん輔師、45分超えた。
なぜ15分もの違いが出たか、というと、やはり昨日は相当刈り込んであっさり仕上げた感じがしていたのだが、今日は「全部入った」気がする。

「鍋焼きうどん」は、食べるシーンと、回想シーン、二度登場して、旦那の小言はみっちりと、夫婦で稼ぐ所は、遣り手になった女が張り切って金を巻き上げる様子まで丁寧だ。
けころになってからは、酔っぱらいの男の酔いっぷりがいい。しかし、やっぱり、この酔っぱらい男、口から出任せなんでしょうね。まさに、狐と狸の化かし合い。
亭主の焼きもちで、もうやだ・・ってなっちゃって、さあこの夫婦、どうやって生きて行くんだろう。喧嘩しながらも、このまま続けていくことになるのかなぁ。ああ無情・・