開口一番 春風亭ぽん吉  子ほめ
隅田川馬石        鰻や
隅田川馬石        初天神
      仲入り
隅田川馬石        お直し


「奮闘馬石」、久しぶり。開場時間が30分前になって、寒い中並ばないといけなくなり、かなり辛かった。ちょっと早めに入れてくれればいいのになぁ・・

「鰻や」、面白かった!このネタお得意の龍玉師のとだいぶ違う。馬石師、滑稽噺やらせたら、無敵!サゲ近く、鰻を捕まえようとする仕草は、今まで見た中で、一番元気な鰻!仕草だけで大爆笑。

この日は初天神。演らないかなぁ、と期待してたら、やっぱり演ってくれた!雲助師のが滅法面白いから馬石も面白いはず、と思っていたが、ここまでとは!!!飴~凧まで(団子はなし)。
なんといっても、金坊が、普通じゃない。おとっつぁんに向かって、啖呵切っちゃう!まったく可愛いとこがない。ここまで潔い(?)金坊は初めて。なんせ、水たまりに気をつけろ、とポンとぶたれて飴玉飲み込んじゃうシーンで、「何しやがんでぇ!」すでに小博打打ちか!?という雰囲気(笑)
気弱な親父に怖い金坊という取り合わせの破天荒な「初天神」ながら、違和感無く聴かせちゃうところが馬石師。

なんだか、初めの二席で、かなり満足した状態で、トリネタ「お直し」へ。
昨年、龍玉師で聴いて、その背景に広がる深い闇が感じられて、ゾクゾクしたネタ。兄弟弟子でも、こうもアプローチが違うんだ、と驚くが、こちらも持ち味を活かした「お直し」。
最下級の「けころ」にまで身を堕としながら、なんとなくあっけらかんとしてるこの夫婦。カラッとした印象。女房の方は、腹が据わってから、紅をつけて「仕事」にかかる。その仕草が色っぽく可愛い。

三席、文字通り奮闘。良い一夜だった。