開口一番 柳亭市助 狸札
春風亭一之輔 鰻の幇間
柳家三三 三枚起請
仲入り
桃月庵白酒 らくだ
さくらホールは久しぶりだったが、相変わらずの音響のひどさで、特に市助くんが可哀想だった。残響が大きすぎて、語尾がぼやけて客席に届かないのだ。ここは落語には不向き@@
長講三席、と銘打った落語会に、この日は落語ビギナーと来てしまった。(いつもは一人で行くのだが・・)
一之輔師、サゲに工夫の一席。だいたい、ここのウチの鰻は不味くて仕方ないんだから、そんな鰻を土産に誂えるっていうのが腑に落ちない・・というところから来たのでしょう。あくまでイヤミなこの浴衣がけの男が、一八の長屋の隣のばあさんにこと付けて、五人前のまず~~い鰻が帰ったら届いてた。。。というサゲ。どうせ一杯食わせる気なら、初めから美味しい鰻屋に連れていくのがいいじゃないか・・と思えるけれど、そうするとひどい鰻屋のクスグリがなくなるし、そもそも落語の世界、極上の鰻を食べさせる店って、存在してないようだ(汗)
「アタシは、薬味、いらない」の謎を最後まで引っ張っておいて、「店の人、全員集まって!鰻の薬味はマヨネーズじゃないから!」にどっと沸いた。
三三師、開口一番、一之輔師の高座をサカナに、「今日は土用の丑の日なんですね・・」って、三三師らしくもないなぁ。今年の丑の日は、先日小辰さんが「鰻の幇間」を掛けた7月29日に済んでるから、客席にちょっと戸惑いが広がったのだが、高座はすごく良かった。もう、何度も何度も聴いてるこのネタが掛かったときにはちょっぴりガッカリしたが、間といいテンポといい、この日は最後まで淀みなく、グイグイと惹き付けた。反面、古典落語のお手本のような一席で、連れの落語ビギナーには辛かったようで記憶がまばら・・(笑)三三師のいいお声が子守唄になったようだ。
長講の三席目、白酒師は、果たして?と思っていたら、「らくだ」。すでに8時45分を回ってる・・火屋までだとしたら、9時40分??と思ったが、なかなかのいいテンポ、前半部分をトントンといって、さっさと落合の焼き場へ出かけるということで、45分間に納めた。らくだの生前の悪行をいろんな人が語る所をちょっとずつ割愛していったようだ。カンカンのうもあっさりと済ませた。
極悪非道ならくだの上をいく兄貴分なんだが、白酒師の風貌で、なんとなく凄みが効かない。そこの所を、力技でカバーしてみせた。「脅さないで下さい」と屑屋に言われて、「なるほど、悪かった」と、無言で指をポキポキ、拳固で膝の前をドシンと叩いて見せる。こちらのほうが脅しだ・・(汗)
湯灌をするのに、カミソリを借りるのではなく、髪を引き抜いちゃう所は師匠譲り。屑屋が酒を飲もうとすると、湯呑みに髪が入ってて口に入っちゃう、というゾクゾクするようなリアルさ。
サゲは、「らくだがトラになってる」。火屋というのは、お客に通じるのが難しいから、変えてきてるんでしょう。ちょっと当たり前すぎるかな?もうちょっと今後工夫されてくると面白いと思う。
ちなみに、連れの落語ビギナーは、「らくだ」がとても面白かったようだが、「死人のカンカンのう」が、脳内再生できなかったようだ。この部分、パパッと過ぎて行った感じなので、無理もなかったか・・まあ、丁寧に説明すると陰気になるから、あれは良かったと思う。
たっぷり三席、堪能した。次回の大和田は、雲助一門会で、会場は伝承ホールなので、聞き苦しさは解消しそうだ。
春風亭一之輔 鰻の幇間
柳家三三 三枚起請
仲入り
桃月庵白酒 らくだ
さくらホールは久しぶりだったが、相変わらずの音響のひどさで、特に市助くんが可哀想だった。残響が大きすぎて、語尾がぼやけて客席に届かないのだ。ここは落語には不向き@@
長講三席、と銘打った落語会に、この日は落語ビギナーと来てしまった。(いつもは一人で行くのだが・・)
一之輔師、サゲに工夫の一席。だいたい、ここのウチの鰻は不味くて仕方ないんだから、そんな鰻を土産に誂えるっていうのが腑に落ちない・・というところから来たのでしょう。あくまでイヤミなこの浴衣がけの男が、一八の長屋の隣のばあさんにこと付けて、五人前のまず~~い鰻が帰ったら届いてた。。。というサゲ。どうせ一杯食わせる気なら、初めから美味しい鰻屋に連れていくのがいいじゃないか・・と思えるけれど、そうするとひどい鰻屋のクスグリがなくなるし、そもそも落語の世界、極上の鰻を食べさせる店って、存在してないようだ(汗)
「アタシは、薬味、いらない」の謎を最後まで引っ張っておいて、「店の人、全員集まって!鰻の薬味はマヨネーズじゃないから!」にどっと沸いた。
三三師、開口一番、一之輔師の高座をサカナに、「今日は土用の丑の日なんですね・・」って、三三師らしくもないなぁ。今年の丑の日は、先日小辰さんが「鰻の幇間」を掛けた7月29日に済んでるから、客席にちょっと戸惑いが広がったのだが、高座はすごく良かった。もう、何度も何度も聴いてるこのネタが掛かったときにはちょっぴりガッカリしたが、間といいテンポといい、この日は最後まで淀みなく、グイグイと惹き付けた。反面、古典落語のお手本のような一席で、連れの落語ビギナーには辛かったようで記憶がまばら・・(笑)三三師のいいお声が子守唄になったようだ。
長講の三席目、白酒師は、果たして?と思っていたら、「らくだ」。すでに8時45分を回ってる・・火屋までだとしたら、9時40分??と思ったが、なかなかのいいテンポ、前半部分をトントンといって、さっさと落合の焼き場へ出かけるということで、45分間に納めた。らくだの生前の悪行をいろんな人が語る所をちょっとずつ割愛していったようだ。カンカンのうもあっさりと済ませた。
極悪非道ならくだの上をいく兄貴分なんだが、白酒師の風貌で、なんとなく凄みが効かない。そこの所を、力技でカバーしてみせた。「脅さないで下さい」と屑屋に言われて、「なるほど、悪かった」と、無言で指をポキポキ、拳固で膝の前をドシンと叩いて見せる。こちらのほうが脅しだ・・(汗)
湯灌をするのに、カミソリを借りるのではなく、髪を引き抜いちゃう所は師匠譲り。屑屋が酒を飲もうとすると、湯呑みに髪が入ってて口に入っちゃう、というゾクゾクするようなリアルさ。
サゲは、「らくだがトラになってる」。火屋というのは、お客に通じるのが難しいから、変えてきてるんでしょう。ちょっと当たり前すぎるかな?もうちょっと今後工夫されてくると面白いと思う。
ちなみに、連れの落語ビギナーは、「らくだ」がとても面白かったようだが、「死人のカンカンのう」が、脳内再生できなかったようだ。この部分、パパッと過ぎて行った感じなので、無理もなかったか・・まあ、丁寧に説明すると陰気になるから、あれは良かったと思う。
たっぷり三席、堪能した。次回の大和田は、雲助一門会で、会場は伝承ホールなので、聞き苦しさは解消しそうだ。