開口一番 柳家喬之進  平林
柳家小団治       蝦蟇の油
柳家さん喬       湯屋番
柳家小袁治       千両みかん
柳家小燕枝       寝床
      仲入り
柳家さん八       麻のれん
マジック        花島皆子
柳家小里ん       お化け長屋


浅草の余一会。「ごくつぶし落語会」とは、40年前に先代小さんのもとで前座修行をした面々の、いわば同窓落語会だ。昨年に引き続き、二回目だというが、このメンバーは、先だっての末廣亭での、小さん13回忌の会とほぼ同じ。40年前に修行していた彼らも、70前後という年代だ。
おなじみのネタが並んだが、演者によって、いろいろな味わいがあるのが落語だ。

小団治師、その名のとおり、ルックスが役者のようだ。大きく身体を前後させる熱演は、癖なのかもしれない・・

さん喬師、マクラで、40年前の師匠宅での旧悪を・・。師匠の大事にしまっていたという缶詰を前座で回し食べ。師匠、雷を落とした後で階段を上りかかり、「楽しみに帰って来たのになぁ・・」とボソリ。愛すべき5代目のキャラ。
「湯屋番」は、あまり聴いた憶えがないような・・湯屋のおかみさんに妄想を抱くというところは省かれて、この湯屋は、旦那と娘で切り盛りしてる模様。楽しい一席に、大いに沸く。

「千両みかん」「寝床」と、大ネタが続く。各師匠方、大熱演で仲入り。

さん八師の「麻のれん」、枝豆を肴に直しを呑む杢市さん、盃をずっと離さない。したがって、枝豆は片手食べ。お酒好きの杢市さんだ。

トリネタは、小里ん師「お化け長屋」。一番多く聴いている三三師のそれと、かなり似ている、というのは、目白→小三治師→三三師と行ったものだろう。出所は一つ。
小里ん師の口調は、全く作った感じがしなくて、ふだん師匠がしゃべってるそのまんまのような気がするくらいの自然さ。江戸っ子だなぁ・・
引っ越して来た男を脅かす「下」まで。「モモンガー」を繰り返す按摩が可笑しい!