開口一番 入船亭辰のこ  手紙無筆
入船亭小辰        高砂や
入船亭小辰        星野屋
     仲入り
入船亭小辰        鰻の幇間


開口一番をこの日で三回連続で勤めた、弟弟子の辰のこくんが、いよいよ卒業だそうだ。辰のこくん、身体を壊して、寄席をお休みして久しいのだが、いよいよ、復帰の目途が立ちそうな雰囲気になってきたという。焦る気持ちはあるでしょうが、長い長い噺家人生、一年やそこら、あとからいくらでも取り戻せるから、ゆっくり、焦らず、ね!リハビリの場を設けてくれた兄弟子小辰さん。いいな~。まだ二人っきりの兄弟弟子。いろいろ言いながらも、仲良し。

さて、「高砂や」で発声練習して・・(いい声だなぁ。聞き惚れちゃう)

二席目は、「星野屋」。この噺、何度も書くけれど、好きじゃない。なんといっても、この旦那、野暮すぎるでしょ?
「旦那、人を疑うのもたいがいにしたがいいやね。そうそう旦那のお誂えどおりの女なんぞ、いやしませんよ。そんなことを繰り返しているとね、旦那、いつか誰からも相手にされなくなりますよ」なんて、啖呵を切りたくなる。
しかし、小辰さんのお花はいい。(お花がいいから、よけい、旦那がいけすかなくなるんだけど・・)

トリネタは、「鰻の幇間」。金毘羅船船で上がって来た訳で、これはもう、権太楼師から、とネタを割ったも同然。この世代の落語家さんに、幇間の噺は、ハードルが高いんじゃぁないか?という心配も杞憂に。なんとも面白かった!
そう、今日は土用の丑の日。ああ、終演後、無性に美味しい鰻が食べたくなった。

鰻の誘惑を振り払って、鈴本へ・・・(笑)さあ、馬石師、主任の今日は最終日。