舎弟
出演:七五三、松本、千五郎
仁王
出演:宗彦、茂、井口、江東区民、童司
花子
出演:正邦、茂、島田


IMG_0437.jpg
薪狂言、2年ぶりかな?雨男?と言われる役者もいたが、最近は返上とのことで、無事中庭で開催された。

篝火が二基ともされ、他にライトがあったので、周りの木々の緑が、いつもの舞台の松の代わりにもなって、篝火にゆらめく橋懸かりの役者が実に幻想的で美しかった。

「舎弟」は、実際の兄弟の千五郎・七五三が笑わせてくれる。お二人の小さい頃、こんなふうに兄弟喧嘩をなさったのかな?と微笑ましく拝見。

「仁王」で、市民狂言のみなさんが参加。女性が多いのにびっくり。いまや、狂言を習われているのは女性の方が多いのかもしれない。
宗彦さん、セコい博打打ちが化けた仁王尊。腕に、たくさんのお供えを下げられ、さぞだるくなられたのでは?

「花子」も、若手でなんどか観る機会に恵まれていて、昨年は逸平さん。今年、思いがけず正邦さんで拝見できたのは嬉しかった。初め、頭に冠を着けて出られたので、細面に見られた(笑)篝火の火の粉が舞う中、「花子」は、衣装が見事なので、焦げないか、心配になった。
橋懸かりで、ゆらめく焔越しに映る姿は、幽玄で美しい。これは、薪狂言ならではの効果だろう。
正邦さんは、なんといってもその素晴らしいお声に特徴がある。まさに、朗々たるお声。これが何よりの強みだ。この日は屋外ということもあって、マイクが仕込まれていたが、必要なかったかもしれない・・
しどころの多い役で、長丁場。消耗も激しくなる後半、無事に乗り切るのは至難の技なのだろう。この世代ばかりしかまだ観たことがないが、円熟期の方のもいつか観てみたいものだ。