開口一番 柳家小かじ 道灌
三遊亭萬橘 長屋の花見(新版?)
五街道雲助 花見の仇討
仲入り
柳家三三 百年目
長津田駅前に新しくできたホールでの落語会。駅隣接ということだったが、まだ駅からの連絡通路が工事中で、迂回してたどり着いた。ホールは330ほどで、4列目から傾斜がつき、まことに見やすい、良いホールだ。個人的にはここでの開催が増えたら嬉しい。でも、呼ばれる落語家さんはたいへんだけど・・(汗)
小かじくん、ひょっとして三つ目のネタ?一目上がり?と思ったが、一つ目のネタに戻っての「道灌」。見違えるほど良くなっていて驚いた。しぐさに不自然さがなくなって、懸案の(?)鼻濁音もほとんど気にならない。何より客席に受けて、笑いがたくさん来たので、本人もやり易かったのでは?
萬橘師、なんとなくどうでもいいような(失礼)マクラが長引いていたのだが・・この日、都内で雲助師の芸術選奨文部科学大臣賞授賞式があって、開演時間にはまだ会場に向かっている最中とのことで、萬橘師が引き延ばすことになったようだ。(ロビーでの情報)雲助師のCDの販売がロビーであって、その宣伝をするように、と言われた、とぼやく・・(笑)
プログラムの解説にもあったように、本来寄席ではこんなふうに三席花見噺が出るなんてことはありえない。落語会でも、かなり珍しいような気がする。〇〇尽くしの懐石料理などはあるわけだし、お客としては面白い企画だとは思うが、なにしろ噺家さんたちはやり難かったはず。お決まりのマクラが使えない訳だ。(「長屋の花見」で聴くことの多い「佃育ちの白魚でさえも・・」のマクラを、この日は「花見の仇討」で振っていた。)萬橘師、「禁じ手」にあったように、花見ネタ以外のマクラで・・とあいなったのは、お気の毒。
そして入った「長屋の花見」がとても斬新でビックリした。大家さんが長屋のみんなを集めて、揃って花見に出掛けるのではなく、月番以外の面々が場所取りをしているという設定。したがって、「あの事実」は月番の二人しか知らず、盃を傾けるまで、本物だと信じている、というもの。月番の二人がやけに沈み込んでいたり、それ以外のみんなが知らずにやったお茶けと偽の卵焼きとかまぼこへの反応が笑える。(こうなると、大家はそうとうイヤなヤツになってしまうけど・・)
隣町の奴らを見つけて、そこから1升もらってきて大家に飲ませるところからサゲまでは、なんとなく察しがついてしまったけれど、革新的な(?)改版で、面白かった。個人的には、店賃を家賃と言い換えていたのは違和感があった。
そして、無事登場の雲助師。「花見の仇討」は聴いていなかったネタなので、とても楽しみにしていた。
なんといっても、巡礼兄弟役の二人のちゃらんぽらんぶりが最高!それに輪をかけた六部のいい加減さといい、ぞろっぺいな江戸っ子の茶番。浪人役ただ一人が頑張ったって、うまくいくはずがないんで・・この、力の抜け加減が雲助師匠だ。この噺、かなりのバカバカしさなんで、力を込めて演じたら台無しになる、といういい見本のようだ。誰もが演れる噺じゃないなぁ。面白かった。
さて、トリの三三師、自分は「お掃除役」で、トリなんてもんじゃない、本来なら当然雲助師がトリを取るはずだったが、諸般の事情で・・ったって、遠いから、なんだですけど・・と言い訳しきり。
そりゃあそうでしょう。雲助師、トリは取りたがらないので有名。一門会でも弟子達に取らせて、ご自分はさっさと帰っちゃう(らしい・・)。ましてこの日は、授賞式でお疲れだったわけだし・・
それだけは言ってから、噺に。前回にぎわい座のときは、時間がたっぷりだったからか、と思ったが、この日も前回と同じ構成で、たっぷりとだった。
「百年目」、今週末雲助師で聴くのが、ますます楽しみになって来た。
それにしても、雲助師の受賞の「じゅ」の字も、この日出なかった。江戸っ子師匠、どうやらそんなことは言ってくれるな、と口止めされたのでは?と想像するのだが・・
なにはともあれ、雲助師匠、受賞まことにおめでとうございます!
三遊亭萬橘 長屋の花見(新版?)
五街道雲助 花見の仇討
仲入り
柳家三三 百年目
長津田駅前に新しくできたホールでの落語会。駅隣接ということだったが、まだ駅からの連絡通路が工事中で、迂回してたどり着いた。ホールは330ほどで、4列目から傾斜がつき、まことに見やすい、良いホールだ。個人的にはここでの開催が増えたら嬉しい。でも、呼ばれる落語家さんはたいへんだけど・・(汗)
小かじくん、ひょっとして三つ目のネタ?一目上がり?と思ったが、一つ目のネタに戻っての「道灌」。見違えるほど良くなっていて驚いた。しぐさに不自然さがなくなって、懸案の(?)鼻濁音もほとんど気にならない。何より客席に受けて、笑いがたくさん来たので、本人もやり易かったのでは?
萬橘師、なんとなくどうでもいいような(失礼)マクラが長引いていたのだが・・この日、都内で雲助師の芸術選奨文部科学大臣賞授賞式があって、開演時間にはまだ会場に向かっている最中とのことで、萬橘師が引き延ばすことになったようだ。(ロビーでの情報)雲助師のCDの販売がロビーであって、その宣伝をするように、と言われた、とぼやく・・(笑)
プログラムの解説にもあったように、本来寄席ではこんなふうに三席花見噺が出るなんてことはありえない。落語会でも、かなり珍しいような気がする。〇〇尽くしの懐石料理などはあるわけだし、お客としては面白い企画だとは思うが、なにしろ噺家さんたちはやり難かったはず。お決まりのマクラが使えない訳だ。(「長屋の花見」で聴くことの多い「佃育ちの白魚でさえも・・」のマクラを、この日は「花見の仇討」で振っていた。)萬橘師、「禁じ手」にあったように、花見ネタ以外のマクラで・・とあいなったのは、お気の毒。
そして入った「長屋の花見」がとても斬新でビックリした。大家さんが長屋のみんなを集めて、揃って花見に出掛けるのではなく、月番以外の面々が場所取りをしているという設定。したがって、「あの事実」は月番の二人しか知らず、盃を傾けるまで、本物だと信じている、というもの。月番の二人がやけに沈み込んでいたり、それ以外のみんなが知らずにやったお茶けと偽の卵焼きとかまぼこへの反応が笑える。(こうなると、大家はそうとうイヤなヤツになってしまうけど・・)
隣町の奴らを見つけて、そこから1升もらってきて大家に飲ませるところからサゲまでは、なんとなく察しがついてしまったけれど、革新的な(?)改版で、面白かった。個人的には、店賃を家賃と言い換えていたのは違和感があった。
そして、無事登場の雲助師。「花見の仇討」は聴いていなかったネタなので、とても楽しみにしていた。
なんといっても、巡礼兄弟役の二人のちゃらんぽらんぶりが最高!それに輪をかけた六部のいい加減さといい、ぞろっぺいな江戸っ子の茶番。浪人役ただ一人が頑張ったって、うまくいくはずがないんで・・この、力の抜け加減が雲助師匠だ。この噺、かなりのバカバカしさなんで、力を込めて演じたら台無しになる、といういい見本のようだ。誰もが演れる噺じゃないなぁ。面白かった。
さて、トリの三三師、自分は「お掃除役」で、トリなんてもんじゃない、本来なら当然雲助師がトリを取るはずだったが、諸般の事情で・・ったって、遠いから、なんだですけど・・と言い訳しきり。
そりゃあそうでしょう。雲助師、トリは取りたがらないので有名。一門会でも弟子達に取らせて、ご自分はさっさと帰っちゃう(らしい・・)。ましてこの日は、授賞式でお疲れだったわけだし・・
それだけは言ってから、噺に。前回にぎわい座のときは、時間がたっぷりだったからか、と思ったが、この日も前回と同じ構成で、たっぷりとだった。
「百年目」、今週末雲助師で聴くのが、ますます楽しみになって来た。
それにしても、雲助師の受賞の「じゅ」の字も、この日出なかった。江戸っ子師匠、どうやらそんなことは言ってくれるな、と口止めされたのでは?と想像するのだが・・
なにはともあれ、雲助師匠、受賞まことにおめでとうございます!