開口一番 柳家さん光 うん廻し
入船亭扇辰 一眼国
仲入り
ゲスト 谷川俊太郎 詩朗読
バーディーガーディー
海千山千
臨死船
入船亭扇辰 薮入り
この会は、多彩なゲストが魅力のひとつとなっているのだが、今回はあの、谷川俊太郎氏だ。しかも、自らの詩を朗読するというのだ。これにはビックリだが、扇辰師の奥様が詩人で、谷川氏に私淑されていたことからそのご縁でおいでいただいたという。今回、2回目だそうだが、前回は行っていないので、初めてだった。
さん光さんのお名前にもだいぶ馴染んだ。お得意の「うん廻し」だったが、ちょっと長めの時間だったせいか、たっぷりとサゲまで。二ツ目らしいネタも、そろそろ聴きたいものだ。
扇辰師、さきごろネタ下ししたばかりという「一眼国」。この師匠らしい丁寧さで、導入部の両国の見世物小屋のあたりから聴かせる。なにしろ声が自在に操れる師匠、見世物小屋の呼び込みの声もそれらしく、面白い。メルヘンチックな小三治師のとも違う、扇辰版「一眼国」、堪能しました。きっと、師匠、これからしばらくこのネタ続けて掛けるんだろなぁ・・(笑)
仲入り後、谷川氏が高座の毛氈に腰掛ける形で座られ、朗読にかかる。扇辰師に対抗して「笑いを取りたい」とおっしゃるのに、まず驚き、笑いが・・御年81だというが、じつにシッカリとした力のこもった朗読に聴き入ってしまった。普通の「詩」のイメージとはちょっと違う、「散文詩」のような、ストーリーを追える形の短いもので、オチというか最後に結末を迎える所が、なんとなく落語を思い起こさせるものだったのは、この日のための作品選びをされたからか?
日本語を自在に操って、独自の世界が広がって行く、素晴らしい朗読だった。
素晴らしいゲストのあとで、若干やりにくそうな扇辰師。ほんとは、谷川氏にトリをとってもらいたかった、とは冗談でしょうけど、ちょっぴり本音だったかも。
「薮入り」は、真夏に聴いた「夏バージョン」以来で、この日はもちろん本来の「冬バージョン」。後半の親子三人が悲喜劇を繰り広げるくだり、舞台を見ているかのようだった。
この日、「扇辰日和」はめでたくも50回の記念公演だった。ロビーに後援会からの美しい花が飾られていて、終演後お裾分けに新聞紙に包まれた花を持ち帰られせていただき、花瓶に生けた。次回51回は、二月。寒い頃だが、春ももうすぐといった季節。さて、どんな噺が聴かれるか、楽しみにしたい。
入船亭扇辰 一眼国
仲入り
ゲスト 谷川俊太郎 詩朗読
バーディーガーディー
海千山千
臨死船
入船亭扇辰 薮入り
この会は、多彩なゲストが魅力のひとつとなっているのだが、今回はあの、谷川俊太郎氏だ。しかも、自らの詩を朗読するというのだ。これにはビックリだが、扇辰師の奥様が詩人で、谷川氏に私淑されていたことからそのご縁でおいでいただいたという。今回、2回目だそうだが、前回は行っていないので、初めてだった。
さん光さんのお名前にもだいぶ馴染んだ。お得意の「うん廻し」だったが、ちょっと長めの時間だったせいか、たっぷりとサゲまで。二ツ目らしいネタも、そろそろ聴きたいものだ。
扇辰師、さきごろネタ下ししたばかりという「一眼国」。この師匠らしい丁寧さで、導入部の両国の見世物小屋のあたりから聴かせる。なにしろ声が自在に操れる師匠、見世物小屋の呼び込みの声もそれらしく、面白い。メルヘンチックな小三治師のとも違う、扇辰版「一眼国」、堪能しました。きっと、師匠、これからしばらくこのネタ続けて掛けるんだろなぁ・・(笑)
仲入り後、谷川氏が高座の毛氈に腰掛ける形で座られ、朗読にかかる。扇辰師に対抗して「笑いを取りたい」とおっしゃるのに、まず驚き、笑いが・・御年81だというが、じつにシッカリとした力のこもった朗読に聴き入ってしまった。普通の「詩」のイメージとはちょっと違う、「散文詩」のような、ストーリーを追える形の短いもので、オチというか最後に結末を迎える所が、なんとなく落語を思い起こさせるものだったのは、この日のための作品選びをされたからか?
日本語を自在に操って、独自の世界が広がって行く、素晴らしい朗読だった。
素晴らしいゲストのあとで、若干やりにくそうな扇辰師。ほんとは、谷川氏にトリをとってもらいたかった、とは冗談でしょうけど、ちょっぴり本音だったかも。
「薮入り」は、真夏に聴いた「夏バージョン」以来で、この日はもちろん本来の「冬バージョン」。後半の親子三人が悲喜劇を繰り広げるくだり、舞台を見ているかのようだった。
この日、「扇辰日和」はめでたくも50回の記念公演だった。ロビーに後援会からの美しい花が飾られていて、終演後お裾分けに新聞紙に包まれた花を持ち帰られせていただき、花瓶に生けた。次回51回は、二月。寒い頃だが、春ももうすぐといった季節。さて、どんな噺が聴かれるか、楽しみにしたい。