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柳家三三    粗忽の釘
柳家三三    鰍沢


三三師の二席だけ?えええ?
と思われる落語会だけど、ただの落語会じゃぁありやせんぜ、お立ち会い!

『柳家三三師匠と行く 鰍沢をめぐる旅』という、ツアーに参加したのだ。身延線の鰍沢口駅9時過ぎに集合という、ややハードなスケジュールにも拘らず、東京方面から多くの参加者があった。
現地に着くや、「三三」と大きく染め抜いた揃いの法被姿の地元三三会のみなさんが早速出迎えて下さり、バスに乗り込む。
団体旅行の有り難さ、秘宝や秘仏拝観、ご住職自らの寺の縁起や落語「鰍沢」との深い因縁など、これだけで論文1本書けそうなくらい興味深いお話。さらに地元蔵元さんとのタイアップで、限定の「鰍沢」(ラベルが三三師筆)の販売やとっておきの生酒の試飲、富士川下り、など本当に盛りだくさんで、あの料金では本当に申し訳ないほどの充実した一日となった。

早起き、昼酒、日差しの中の川下り、大人の遠足で高いテンション・・ときての落語会である。当然、疲れがどっと出て、時々意識が遠のきそうになるのと、必死に闘う。(高座の三三師はお見通しだった 汗)

「粗忽の釘」は、先月の「月例三三」で聴いたが、この日はひと味違った。あれれ、師匠も、テンション、高め?
そういえば、試飲のカウンターで、グラスを傾けておられたような・・(ちっちゃいグラスですけどね)
箪笥を担ぐ所からで、「(釘の)頭叩いてみてください」に、ホントに自分の頭をポンポンと叩いてしまうオバカぶり!そして、サゲは、「威勢がいい」方・・

「鰍沢」を鰍沢で聴いているのだけれど、あいにくとこの日はやたら暑かった!なんとも、雪の夜を想像するのは難しいことだ。しかも、鰍沢って、本当はあんまり雪が降らない、なんてことも聴いちゃったし・・。三三師も、雪のシーンはごくあっさりめに。この噺で笑いが起きることは少ないのだけれど、この日はやたらと笑い続ける女性がいらして、なんだか不思議な感覚だった。
早朝から一日バスツアーにおつきあいしての落語二席。プロだなぁ・・本当に本当に、お疲れさまでした!