柳亭左龍      宮戸川
曲独楽       三増紋之助
春風亭一朝     転失気
隅田川馬石     臆病源兵衛
柳家喬太郎     宗漢
ものまね      江戸家小猫
春風亭一之輔    初天神
露の新治      狼講釈
    仲入り
紙切り       林家二楽
柳家さん喬     小言幸兵衛
太神楽曲芸     鏡味仙三郎社中
柳家権太楼     佃祭


夏のお楽しみ、「さん喬・権太楼」お二人をたっぷり聴かせていただくという「夜噺」。今年も楽しみに出掛けることに。

左龍師も「宮戸川」のお花ちゃん、半ちゃんを追い抜いちゃうんだ!

もう、一朝師、そんなに詳しく「転失気」のバリエーションの解説しなくても・・・

雲助師匠お得意の「臆病源兵衛」を初めて馬石師で聴いた。サゲが「地獄の沙汰もカネ次第」で、根津の岡場所の裏手で鶏の毛を毟る婆が出てくるところまでは行かない。その手前で下げた。暗闇を異様に怖がる源兵衛の様子がリアルで、おかしかった。

「業務連絡、前座さん、楽屋のモニター止めて」といって上がった喬太郎師の噺は「宗漢」というらしい。往診を頼まれた医者。お供がいないのはみっともない、と見栄を張ったがそんなものはいない。仕方なく、妻にほっ被りさせて連れて行くが、山一つ越えた村で、夜分になり泊るように勧められる。夜具が足りないから医者はその家の子供と、お供は下男の権助と一つ布団で寝るように言われてさあ、どうする!という噺。

一之輔師、「ハイパー」じゃなく、普通の「初天神」だったが、普通じゃなかった。この親子、ものすごくけんか腰。なんだか、夏休みの「川上家」の親子関係を垣間みたような気がしてならなかった。おとっあん、団子の蜜だけじゃなく、一個団子食べちゃうし・・(金坊に、いつもは食わないのに、って言わせる。「いつも」って・・@@)

上方からの新治師「狼講釈」は、「鮫講釈」の狼版か?旅に出たからっけつの男、床屋に飛び込み、一宿一飯をねだるが断られ、「芸人ならば」という言葉に食いつき、講釈師になりすまし、庄屋の家でもてなされるが、いよいよ語らなければならなくなり、逐電するが、山奥で狼に囲まれ、講釈を聴かせることに・・。
講釈の部分が大変長く、あちらこちらへ飛んで行く。ニセ講釈師ということで、ところどころ詰まって考え込んだりするところが、なるほどと納得させられた。

二楽師の紙切りで、「サザンオールスターズ」というお題が・・以前、「ビートルズ」のときは、素晴らしいウデを披露されたけれど、今回は予想外だったか、ちょっとだけ逃げた(出来映えはお見事だったけど)。お囃子のお師匠さん、サザンやってほしかったなぁ。

さん喬師、マクラで「出」の話になり、権太楼師の「出」を、形態模写。「なんで立ってやってるんだ・・川柳川柳さんか・・」と、突っ込んでおられたのが可笑しかった。幸兵衛さん、長屋のみんなへの愛が溢れてて、それで小言や妄想にな繋がっていくんだなぁ、という気がした。

権太楼師「佃祭」。このところ何度か聴いてる噺。仕舞い舟に乗ろうとするところを止めた所から。「歯痛のまじないのありの実」の件はなし。たっぷりと堪能。

また、明日楽しみ。