柳家いっぽん   不精床
入船亭扇遊    天狗裁き
入船亭扇辰    五人廻し
   仲入り(福引き)
邦楽演芸     東京ガールズ
入船亭扇辰    茄子娘
入船亭扇遊    青菜


181回も続いているという地域寄席に初めてお邪魔した。もう30年以上だそうで、ずっと通われているとおぼしき地元の年配の方が多かったようだ。

いっぽんくんは、前座になりたてのころからのレギュラーということで、ホーム感溢れるリラックスした高座。11月に二つ目昇進を控えて、輝いていた。

一方、扇遊師は初参加ということで、マクラを振りながら客席の反応を計っている様子。そのマクラから、「夢の酒」だと思ったが、「天狗裁き」の方だった。奉行所で松の木に縛められた男が、天狗の法力で高尾山へ飛ばされるところのアクションが真に迫って爆笑。

扇辰師、人生のベテラン揃いのお客席にふさわしいネタ。先日の横浜にぎわい座の時より、一層練り上げられた感じ。突然の雷鳴轟く中、客席はみな聴き入っていた。

大熱演の二席のあと、仲入り時に福引きがあって、お菓子や日用雑貨等、商店街からの差し入れかな?と思える品が多く、半数近い方が当たられたようだった。一番の景品は、なんといっても出演者全員の色紙で、これはお宝。

ここまでですでに8時半を回っていたが、後半は色物さんが入った。「東京ガ(何故か鼻濁音!)ールズ」さん。落語協会所属だそうだが、お初でした。紫文さんのお弟子さんとか・・二挺の三味線で賑やかに、長唄、端唄、俗曲に乗せて笑いを取って行く。ただ、この日の会場は狭かったから、三味線は(エレキではなく)普通の仕様の方が音が聴き易かったかも。

扇辰師二席目も色っぽい系統。トリの扇遊師共々、夏の噺二席で締めた。実力者お二人に色物さんまでと、盛りだくさんで堪能した。
終演後、雨上がりを期待したが、残念。ゲリラ豪雨の真っ最中。雨宿りのスペースも無く、駅に向かって走り出した。ああ、「中村仲蔵」の浪人者だわ、これじゃ・・・