林家扇兵衛    道具屋
柳家三三     真田小僧
入船亭扇辰    阿武松
   仲入り
入船亭扇辰    野ざらし
柳家三三     転宅


大変な「大夕立」に見舞われたそうだ・・というのは、ちょうど上がったころ、地上に出たという運の良さだったもので。雨上がりの空に、うっすらと虹が架かっているのが眩しかった。

扇兵衛くん、独特の面白さだ。与太郎のキャラは、もしかして「地」も入っている?

三三師、先月聴いた「真田小僧」とは微妙に違って、この日の金坊は、おとなしめ・・。しかし、抑えた演出でも、抜群に面白い。

扇辰師「阿武松」。今回、阿武松の二度目の師匠になる錣山関の眼光の鋭さにハッとした。板橋の旦那に連れられてお目見えにやってきた若者を、一瞥してその素質を見抜く、というシーン。

仲入り後は賑やかに「野ざらし」から。とにかく、バカバカしくも可笑しい。お腹の底から大笑い。都々逸のいいノドも大好きだ。

さて、三三師、「転宅」でハネたのだけど、黒紋付のお着物だったし、ひょっとしたら、違うネタを想定されていたのかも・・・。半年ぶりに聴いたこのネタ。「浜町辺の黒板塀に見越の松という・・」と、マクラ無しに出て、泥棒噺だからおかしくないけど、声を落とした話し振り。どうやら、相当ノドにきてる風邪をひかれてる模様。
新しいクスグリは、旦那のことを「歯も毛もないのに」と、泥棒が繰り返すところ。たいへん受けていたからか、三度繰り返していた。
今日は仙台に行かれてるようだけど、お大事に・・

終演後、七夕にちなんで両師匠の似顔絵とでサインの入った色紙を7枚ずつ抽選で配る、というイベントがあった。扇辰師は、7枚すべてに違った俳句を書かれていた。欲しい!と思ったけど、まぁ、当たるはずもなく・・幸運な方々に拍手を送って、帰ってきた。