開口一番 入船亭辰じん  代脈
入船亭扇辰        茄子娘
柳家三三         万両婿
     仲入り
柳家三三         しの字嫌い
入船亭扇辰        三井の大黒


このところ、機会が増えているこのお二人の会。今回は、お得意のネタが並んだ。(三三師が、「いつものネタ」を掛けると、あからさまにがっかりするの、やめて・・と言ってました。歌手のコンサートは、お得意の曲で、ワッと盛り上がるでしょ?と。たしかに・・)

茄子娘、今年初めて。扇辰師の百面相がたのしい。そして、可憐な茄子娘。「おとうさま」と、舌ったらずの喋り方が可愛い。

万両婿、お得意だけど、がっかりしませんでした。後味のいい噺。大家さんが、「宮戸川」の叔父さんばりに早のみこみになってました。しかし、「不動坊」にしろ、この噺にしろ、あまりにも簡単にひっつけちゃうのに、毎度驚いてしまう。

そして、ちょっとがっかりな(笑)「しの字嫌い」このところ寄席でもよく掛かるので、遭遇率が抜群なのだ。クスクスっとしたおかしみの噺。他の人ではあまり聴かないが、三三師はお好きのようだ。

ネタ帳を持って上がった扇辰師。トリネタがなかなか決まらなかったようだ。「井戸の茶碗」をやろうとしたのだけど、「万両婿」やっちゃうんだもんなぁ・・と。
え?ダメなの?と思ったのだが、よ~~く考えてみて、サゲの直前にひょいひょいと縁談がまとまって、めでたしめでたしとなるところが、同じと言えばいえるかな?

しかし、「三井の大黒」良かった。なんといっても、登場人物全員のキャラが立っていて、男ばかり(しかも全員が大工)の人物の描き分けが際立っていて、情景が浮かび上がってくる。やっぱり、扇辰師は、上手いなぁ。

ところで、先日の28日(三三会員落語会の日)、この日は隅田川の花火大会だったが、扇辰師も、遊一さんとの落語会に出られていて、お二人のネタが、「三三会員落語会」とピタリと重なった。

扇辰・三三「団子坂奇縁」
遊一・三木男「?」(ゆえあって内緒)

これには、ほんとうに驚いた。こんなこともあるのか・・