林家つる子    桃太郎
金原亭小駒    鷺とり
太神楽曲芸    鏡味仙三郎社中
柳家三三     道灌
三味線漫談    三遊亭小円歌
桂藤兵衛     たらちね
隅田川馬石    強情灸
桂南喬      短命
   仲入り
漫才       ホームラン
蜃気楼龍玉    素人鰻(うなぎ屋)
奇術       伊藤夢葉
五街道雲助    お初徳兵衛


ついに、「その3」!今日で、この席最後だ。
(ほんとは、毎日通いたかった・・)

馬石師、初めて聴く「強情灸」
あんまし 強情に見えないところは、ニンなんでしょうね・・

龍玉師、この噺は、すごく面白かった。昨夏は「夏泥」ばかり当たったけど、今年は、これかな?

そして、やはり、「お初徳兵衞」
初めて聴かせていただいたが、まず登場人物、一人一人の躍動感が素晴らしかった。顔が、下げて上げた瞬間、あるいは上下切った瞬間に別人になる。
この噺に限ったことではないけれども、「雲助マジック」だ。

「船徳」の、前方と後日談にあたる人情噺。
もともとこちらが先にできて、「船徳」のほうは、「鼻の圓遊」が落し噺に仕立て上げたという。
若旦那が なりたての船頭時分に、しくじった、ということがチラリと入ってきて、楽しい。

「双蝶々」と同様に、芝居のほうからは、人名店名だけ借りて来て、全くの別物。
(まさかに、船頭徳兵衛と芸者お初が、このあと大川に身投げをする、という筋になる わけないでしょう・・)

ドラマチックな筋立てながら、
お初徳兵衞の色模様での中途半端な終わり方が なんとなく残念。
お初は、芸者を引退。平野屋からいくらか出してもらって、二人はめでたく船宿を開業する なんてことになるのかな?
あとは、想像しましょう、ということでしょう。

それにしても、大川に突き出した木の下に雨宿りして、雷が激しくなるなんて、すごく危険なのでは?
何事も無くて、よかった・・

若旦那、「船徳」のころより、男っぷりも格段に上がったんじゃないかな?
ますます惚れ直したお初との幸せな前途を願いたくなる噺だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんて書いてきたけど、やっぱりこの二人、心中するって噺なんだ。ああ、残念。
今は、そこまでやることも少ないんでしょうけど。