一、 朧夜の底<前半>
お仲入り
一、 朧夜の底<後半>
一、 山崎屋(落語)
一、 トーク(北村薫、柳家三三)
「円紫さんと私」シリーズの推理小説を題材に、中身のダイジェストの暗唱(というより、落語のような語り)と、登場人物の春桜亭円紫になりきっての 三三師の落語を聴こう、というこの会。
前シリーズ(「空飛ぶ馬」)も、たいへん面白かったのだが、今回、それ以上だった。
北村薫氏の作品は、これまでご縁がなく、手に取ったことがなかったのが、
このシリーズのおかげで、遅まきながら読み始め、たちまちのめりこんで、
他作品まで、ほとんど読んでしまった。
推理小説の枠を大きく飛び越えた、心理描写の妙が味わえるこの作品。
三三師の語り口によって、ますます生き生きと人物が躍動する。
意外だったのは、「吟詠」の場面で、実演されたこと。ご本人も、「音痴」とおっしゃり、音曲の入る落語はすべて遠ざけておられるから、まさか・・・だった。
学生時代、友人が何人か「吟詠部」にいて、聴かされたことを懐かしく思い出していた。(そして、第二外国語のフランス語の、全く歯が立たなかったことも・・)
一読しただけでは、そこまでの聯想も湧かず、さらっと通り過ぎていったのが、語られると、全然違う、新しい感覚だった。
子供の頃の「本の読み聞かせ」を、今、贅沢にも三三師でやってもらえたような、至福の時だった。
一つ、些細なことだが、陶器の作品の説明の部分で、「紅」という色の名前が出てくる。
三三師は、「べに」と発音されていた。
原作にはルビが振ってなかったので、これでもいいと思うし、噺家さんなら、そうだな・・と思うのだが、
「五彩の雲」の色なのだ。雲だったら、やはり「くれない」かな?
あくまで、感覚的なものですが・・
作者はどう設定されたのかな?と、面白くも感じた。
長い暗唱での朗読は、本当に凄い!
その後、落語なのだから・・・
その落語「山崎屋」。
三三師で聴くのは、このお正月に続き2度目。
ただし、今回は「春桜亭円紫」としての高座。
出囃子は、外記猿。いつもの道成寺よりも重厚な感じ。
円紫さんという方、独自にいろいろと工夫をされて、あえて変えて演じることがあるのだが、今回の「山崎屋」は、原作にそういったことはなかった。
なので、三三師のいつものとの違いが、いまひとつ分からなかった。
ただ、お正月に聴いた「三三・山崎屋」が、あまりに素晴らしかったので、
今回の「円紫バージョン」では、なんとなくサラリとしすぎるような感じがしてしまった。
もしかして、「暗唱」に、全精力が行ってしまったか!?
とくに吟詠・・@@
落語のあとも、まだまだ続く「暗唱・朗読」
ほんとうにお疲れさまである。
すべて語り終えて、原作者の北村氏との対談に・・
ほとんどバドミントンの話に終始していたのが、ちょっとがっかり。。
会場アンケートがあれば、いろいろ書きたかったのに、無くてほんとに残念だった。
このあと、夜の部、全く同じ物の公演をなさったわけで、どれだけ疲れたことだろう、と。
二十数年もたつと、トリックさえも覚えてないんです、とあっけらかんと話されていた北村氏。
原作者も楽しまれたようで、次回の「六月の花嫁」「鰍沢」も、楽しみだ。
これは、原作に円紫さんの高座のシーンがないので、妄想「鰍沢」になる。
「三三・鰍沢」は、何度か聴いているので、今度は、「円紫版」との違いが分かる自信あり!
・・・・・・・・・・・・
5月は、バタバタしていて、なんだか書く間がなく、時が過ぎていってしまったが、これだけは、となんとか書いた。
「三三・吉弥 二人会」の、「お若伊之助」も書きたかったのだけど・・・
お仲入り
一、 朧夜の底<後半>
一、 山崎屋(落語)
一、 トーク(北村薫、柳家三三)
「円紫さんと私」シリーズの推理小説を題材に、中身のダイジェストの暗唱(というより、落語のような語り)と、登場人物の春桜亭円紫になりきっての 三三師の落語を聴こう、というこの会。
前シリーズ(「空飛ぶ馬」)も、たいへん面白かったのだが、今回、それ以上だった。
北村薫氏の作品は、これまでご縁がなく、手に取ったことがなかったのが、
このシリーズのおかげで、遅まきながら読み始め、たちまちのめりこんで、
他作品まで、ほとんど読んでしまった。
推理小説の枠を大きく飛び越えた、心理描写の妙が味わえるこの作品。
三三師の語り口によって、ますます生き生きと人物が躍動する。
意外だったのは、「吟詠」の場面で、実演されたこと。ご本人も、「音痴」とおっしゃり、音曲の入る落語はすべて遠ざけておられるから、まさか・・・だった。
学生時代、友人が何人か「吟詠部」にいて、聴かされたことを懐かしく思い出していた。(そして、第二外国語のフランス語の、全く歯が立たなかったことも・・)
一読しただけでは、そこまでの聯想も湧かず、さらっと通り過ぎていったのが、語られると、全然違う、新しい感覚だった。
子供の頃の「本の読み聞かせ」を、今、贅沢にも三三師でやってもらえたような、至福の時だった。
一つ、些細なことだが、陶器の作品の説明の部分で、「紅」という色の名前が出てくる。
三三師は、「べに」と発音されていた。
原作にはルビが振ってなかったので、これでもいいと思うし、噺家さんなら、そうだな・・と思うのだが、
「五彩の雲」の色なのだ。雲だったら、やはり「くれない」かな?
あくまで、感覚的なものですが・・
作者はどう設定されたのかな?と、面白くも感じた。
長い暗唱での朗読は、本当に凄い!
その後、落語なのだから・・・
その落語「山崎屋」。
三三師で聴くのは、このお正月に続き2度目。
ただし、今回は「春桜亭円紫」としての高座。
出囃子は、外記猿。いつもの道成寺よりも重厚な感じ。
円紫さんという方、独自にいろいろと工夫をされて、あえて変えて演じることがあるのだが、今回の「山崎屋」は、原作にそういったことはなかった。
なので、三三師のいつものとの違いが、いまひとつ分からなかった。
ただ、お正月に聴いた「三三・山崎屋」が、あまりに素晴らしかったので、
今回の「円紫バージョン」では、なんとなくサラリとしすぎるような感じがしてしまった。
もしかして、「暗唱」に、全精力が行ってしまったか!?
とくに吟詠・・@@
落語のあとも、まだまだ続く「暗唱・朗読」
ほんとうにお疲れさまである。
すべて語り終えて、原作者の北村氏との対談に・・
ほとんどバドミントンの話に終始していたのが、ちょっとがっかり。。
会場アンケートがあれば、いろいろ書きたかったのに、無くてほんとに残念だった。
このあと、夜の部、全く同じ物の公演をなさったわけで、どれだけ疲れたことだろう、と。
二十数年もたつと、トリックさえも覚えてないんです、とあっけらかんと話されていた北村氏。
原作者も楽しまれたようで、次回の「六月の花嫁」「鰍沢」も、楽しみだ。
これは、原作に円紫さんの高座のシーンがないので、妄想「鰍沢」になる。
「三三・鰍沢」は、何度か聴いているので、今度は、「円紫版」との違いが分かる自信あり!
・・・・・・・・・・・・
5月は、バタバタしていて、なんだか書く間がなく、時が過ぎていってしまったが、これだけは、となんとか書いた。
「三三・吉弥 二人会」の、「お若伊之助」も書きたかったのだけど・・・