祇園祭礼信仰記
金閣寺の段 豊竹呂勢大夫 鶴澤清介
爪先鼠の段 竹本津駒大夫 鶴澤寛治
アト 竹本相子大夫、鶴澤清丈
人形:吉田玉女、豊松清十郎、吉田和生 他
桂川連理柵
六角堂の段 竹本文字大夫 野澤喜一朗
帯屋の段 豊竹嶋大夫 豊澤富助
切 竹本住大夫 野澤錦糸
道行朧の桂川 豊竹咲甫大夫、豊竹睦大夫、
豊竹咲寿大夫 他
竹澤宗助、竹澤團吾、
豊澤龍爾 他
人形:桐竹勘十郎、吉田簑助、吉田文雀 他
連休に突入して、バタバタしているうちに、5月になってしまった・・・
まずい。記憶があるうちに書かなければ・・
ホテルの隣の大丸地下で、お弁当をゲットして、
日本橋の文楽劇場へ。ここは初めて。
入り口は行ったところに資料室があり、文楽の歴史や、お人形が、展示されていた。
学芸員さんもおられたので、かねてよりの疑問をぶつけてみた。
「あのぅ、ここの文楽劇場ができる前はどこでやっていたんですか?」
「道頓堀です」
「道頓堀のどこですか?中座ですか?」
「朝日座です」
そうか! 朝日座。古い記憶が蘇ってくる。
「子供の頃、親に連れられて行ったんですが、何座だったか、あやふやで・・・」
「そのときの演目なんかご記憶やないですよね」
「憶えてます! 夏祭浪花鑑と三人片輪でした」と、即答。
古いことほど憶えている、という記憶の不可思議さ。
「三人片輪・・ですか?」
と、不審がる学芸員さん。もちろん、いまそんな演目は掛からないのだろう。
当時は、まだ掛かっていた。
同年輩と思える学芸員さんとしばし歓談。
資料室に心を残しながらも、開演間近となり、二階の劇場へ。
席は床に近く、義太夫には全くくらいのだが、びんびんと響く声に酔いしれた。
広い劇場を、一人の大夫の語りが完全に支配する。
文楽は、まさに語りの芸能だ、ということを思い知る。
マイクなしで、どこまでも通る声。
老若男女すべてを一人でやってしまうところ、落語にも通じるところがある。
スペクタクルな楽しみもあり、飽きさせない「金閣寺」
(歌舞伎の雪姫は鴇色の衣装だが、文楽では赤いのが珍しかった)
さまざまな思いが入り乱れる中、最後は心中にたどり着いてしまう「帯屋」
なんで親子ほども離れた二人、死を選ばないといけなかったのか・・
長右衛門はお半を愛したのか?と、現代人にしてみたら、疑問だらけだが、
ともかくも二人は心中してしまうのである。
桂川へと死ににやってくる二人、長右衛門がお半を背負ってくる。
人形ならではの演出。
初めて、「字幕付き」の文楽というものを見たのだが、やはり親切だ。
そして、プログラムには「床本」がついていて、もちろん活字で印刷されていたので、これも理解の助けとなった。
また、機会があれば、ぜひ見に行きたい。
若い大夫や三味線の方も多く、芸の継承が巧く行っている様子なのも心強い限りだ。
金閣寺の段 豊竹呂勢大夫 鶴澤清介
爪先鼠の段 竹本津駒大夫 鶴澤寛治
アト 竹本相子大夫、鶴澤清丈
人形:吉田玉女、豊松清十郎、吉田和生 他
桂川連理柵
六角堂の段 竹本文字大夫 野澤喜一朗
帯屋の段 豊竹嶋大夫 豊澤富助
切 竹本住大夫 野澤錦糸
道行朧の桂川 豊竹咲甫大夫、豊竹睦大夫、
豊竹咲寿大夫 他
竹澤宗助、竹澤團吾、
豊澤龍爾 他
人形:桐竹勘十郎、吉田簑助、吉田文雀 他
連休に突入して、バタバタしているうちに、5月になってしまった・・・
まずい。記憶があるうちに書かなければ・・
ホテルの隣の大丸地下で、お弁当をゲットして、
日本橋の文楽劇場へ。ここは初めて。
入り口は行ったところに資料室があり、文楽の歴史や、お人形が、展示されていた。
学芸員さんもおられたので、かねてよりの疑問をぶつけてみた。
「あのぅ、ここの文楽劇場ができる前はどこでやっていたんですか?」
「道頓堀です」
「道頓堀のどこですか?中座ですか?」
「朝日座です」
そうか! 朝日座。古い記憶が蘇ってくる。
「子供の頃、親に連れられて行ったんですが、何座だったか、あやふやで・・・」
「そのときの演目なんかご記憶やないですよね」
「憶えてます! 夏祭浪花鑑と三人片輪でした」と、即答。
古いことほど憶えている、という記憶の不可思議さ。
「三人片輪・・ですか?」
と、不審がる学芸員さん。もちろん、いまそんな演目は掛からないのだろう。
当時は、まだ掛かっていた。
同年輩と思える学芸員さんとしばし歓談。
資料室に心を残しながらも、開演間近となり、二階の劇場へ。
席は床に近く、義太夫には全くくらいのだが、びんびんと響く声に酔いしれた。
広い劇場を、一人の大夫の語りが完全に支配する。
文楽は、まさに語りの芸能だ、ということを思い知る。
マイクなしで、どこまでも通る声。
老若男女すべてを一人でやってしまうところ、落語にも通じるところがある。
スペクタクルな楽しみもあり、飽きさせない「金閣寺」
(歌舞伎の雪姫は鴇色の衣装だが、文楽では赤いのが珍しかった)
さまざまな思いが入り乱れる中、最後は心中にたどり着いてしまう「帯屋」
なんで親子ほども離れた二人、死を選ばないといけなかったのか・・
長右衛門はお半を愛したのか?と、現代人にしてみたら、疑問だらけだが、
ともかくも二人は心中してしまうのである。
桂川へと死ににやってくる二人、長右衛門がお半を背負ってくる。
人形ならではの演出。
初めて、「字幕付き」の文楽というものを見たのだが、やはり親切だ。
そして、プログラムには「床本」がついていて、もちろん活字で印刷されていたので、これも理解の助けとなった。
また、機会があれば、ぜひ見に行きたい。
若い大夫や三味線の方も多く、芸の継承が巧く行っている様子なのも心強い限りだ。