BMWの3シリーズが気になります。
特に排気量2Lモデルが。
まぁ、どれが一番欲しいかと言われれば
迷わずM3クーペなのですが、
今回は3シリーズの安いモデルの話でもしましょう。
何が気になるかって、
やっぱりマニュアルグレードがあることです。
私みたいなマニュアル車好きにとっては
大きなポイントではないでしょうか。
そしてそのマニュアル車の燃費がとてもいいことです。
今回はそんな話です。
3シリーズのセダンかクーペの320iというグレード。
お値段は6MTモデルで434万円(セダン)/468万円(クーペ)。
ちょっと高いですね。でも3シリーズの中では一番安いんですよ。
さて問題の燃費はなんと、
10/15モードで18.4km/l(セダン)、17.4km/l(クーペ)です。
これがどれほど低燃費かと言うと、
日本車と比較すると
・スズキ スイフトスポーツ 14.6km/l
・マツダ アクセラスポーツ 15C 18.4km/l
・ダイハツ コペン 18.0km/l
・スバル レガシー 2.5i 14.0km/l
・日産 ティーダ 15S 16.8km/l (15Mは20.0km/l)
・ホンダ シビック 1.8GL 17.0km/l
・トヨタ アリオン A18 18.6km/l (A15は20.0km/l)
という具合です。
ちなみに、3シリーズセダンは1460kgの車重で
上述の日本車よりも一番重いです。
さらにエンジン出力は170ps、トルク21.4kgmで、
レガシー2.5iに次ぐ性能です。
すごいと思いませんか?すごいですよね?
すごいんですよ。
トヨタやホンダのようにハイブリッドを使わずとも、
ガソリンエンジンでこつこつと
低燃費技術を磨き上げた結果だと思います。
そこがすごい。
でもね、これにはちょっとした落とし穴があります。
マニュアル車好きには取るに足らないことなのですが、
ATじゃないと乗れないと言う人には問題ですね。
320iの6ATモデルの場合、燃費は15.2km/lになってしまいます。
6MTモデルは平成22年燃費基準+25%達成なのに、
6ATモデルは+15%止まりです。
税金の低減とかそういう面倒な話は
ディーラーの人に聞いてください。
さて、なんで6MTの方がこんなに燃費がいいのかというと、
それは「エンジン・オート・スタート・ストップ機能」
というアイドリングストップ機能がマニュアル車にしか
設定されていないのが大きな原因かもしれませんね。
ギアをニュートラルに入れてクラッチペダルを放すと
自動的にエンジンストップ。
クラッチを踏むと自動的にスタートするようです。
故にクラッチのないATモデルでは
アイドリングストップ機能が利用できないのでしょうね。
多くの日本人は「そんなの意味ないじゃん!」
とか言いそうですが、私としては高く評価したいですね。
3シリーズもマニュアルで頑張るBMWに拍手を送りたいと思います。
ちなみに、M3の6MTモデルにも同様の
アイドリングストップ機能が備わっているようです。
あと、マニュアルモデルには
シフトアップインジケーターが備わるようです。
燃料消費を抑える効率的な運転という観点から、
シフトアップすべきベストなタイミングを
教えてくれるようです。
インプレッサやGSX-Rのように興奮して
エンジンを回るとこまで回して
パワーを搾り出して走るような車に備わっている
シフトアップインジケーターとは、
おそらく別物なのでしょう。
けれどそこはBMW、頑張って走りたくなったときは、
きっとそういう機能も果たしてくれるんじゃないでしょうか?
まぁそこは要確認ですね。
低燃費の技術はそれだけじゃありません。
320iに搭載される2Lのエンジン。
可変バルブ機構であるVANOSを
吸気側、排気側に備えたダブルVANOSの採用。
直噴+希薄燃焼など。
エンジン内ではガソリンと空気を混ぜて
燃焼させるわけですが、
希薄燃焼というのはガソリンの量を少なくして
燃やすってことですね。
やはりアルミニウム合金をエンジンの
主要コンポーネントに使用して
軽量化しているということも大きなポイントでしょうか。
170ps/21.4kgmという性能も見逃せないポイントですね。
そうそう、「マイクロ・ハイブリッド・テクノロジー」
とか言っているブレーキエネルギー回生システムも
見逃せませんね。
ハイブリッドと言っているけれど、
ホンダやトヨタのハイブリッドとは全くの別物。
共通点と言えば、減速時にエネルギーを
回収するという点くらいでしょうか。
ガソリンエンジンというのは、
スパークプラグで火花を飛ばしガソリンを燃やしているわけです。
どうやって火花を発生させるかと言うと、
電気ですね。高電位を発生させてバチッと。静電気みたいに。
なので、ガソリンエンジンを回すためには(ディーゼルはそうでもない)、
常に電気が供給される必要があるわけです。
その電気はどこから来るかと言うと、
オルタネーターと言う発電機が車に搭載されています。
従来の車であればそのオルタネーターは常にエンジンから
動力を供給されて発電されていたわけです。
BMWのマイクロハイブリッドと言うのは、
加速するときにはオルタネーターを回さないで、
バッテリーに電気を供給させて
エンジンは加速に専念させようじゃないかというものです。
減速するときには、オルタネーターを回してバッテリーに電気を蓄え、
ブレーキの負担を減らしつつ今まで熱として捨てていた
エネルギーを有効に使おうじゃないかと言うシステムですね。
だから、トヨタやホンダのハイブリッドみたいに
余計なバッテリーが搭載されていないはずです。
他には電動パワー・ステアリングとか。
従来のパワーステアリングと言うのは、
エンジンでパワステ用の油圧ポンプを回し、
発生した油圧でステアリングのアシストをする
ものでした。
電動パワステというのは、
今までエンジンで回していたパワステ用油圧ポンプを
電気モーターで回すようにするというものです。
パワステのアシストなんて
ステアリングを切らないときには不要なわけですから、
パワステ用油圧ポンプも必要なときにだけ
動かすようにすればいいわけです。
電気モーターであればそういう柔軟な制御ができるわけですね。
あと、面白いのは
空気抵抗を減らすデザインのホイールでしょうか。
ホイールが回転することで発生する気流の乱れ。
それが空気抵抗となって燃費を悪化させる一因になるわけですが、
その気流の乱れを抑えるデザインのホイールだそうです。
個人的には面白いなぁと思っています。
ま、そんなBMW3シリーズが今気になっています。
駆けぬける喜びという哲学に基づいて車を作り続けている、
それが素晴らしい。
実はベンツのブルーテックも気になってるんですけどね。
Eクラスに搭載された3Lのディーゼルエンジン。
燃費いいですよね。軽油で走りますから。
1.9tもの巨体でありながら、
13.4km/lという低燃費。
そして、1600rpmという低回転から発生する
55.1kgmという化け物みたいな巨大なトルク……。
ディーゼルエンジンの一番の魅力は、
やっぱり低回転から発生する巨大なトルクですよね。
さぞかし高速道路での追い越しも
楽々でしょう。