最後は、エジンバラの魅力と、道中のトラブルについて。

 

 

まさかの人身事故

7泊9日のイギリス旅行のうち、8/20~21をエジンバラ滞在として、ロンドンのホステルに大きな荷物を残し、リュック1つで出掛けた。

移動はLCCのEasy Jet。出発は一応「ロンドン・スタンステッド空港」というが、「東京と名乗っているけど茨城」くらいの位置感だと、8:15発の航空券を買った後で知って青ざめた。

ロンドン中心部からStansted Expressで約50分かかる。

Bethnal Greenのホステルを5:45に出発し、Liverpool Street駅で地下鉄から乗換え(大きなターミナル駅なので、前もって下見しておいた)、6:10のStansted Expressに乗車できて一安心。

 

…したのも束の間、Expressの停車駅ではない(各停の)Broxbourne駅で電車が止まる。アナウンスが全くないし、他の乗客も落ち着いているので、そのうち動くかと呑気に構えていたが、しばらくして人が動き始めた。

鉄道会社の公式サイトを見たら「人身事故で復旧まで2時間以上かかる」と!

人の流れについて行って駅外に出るが、バス等が出る気配もない。ならば駅に戻ろうとすると、駅員に制止され、「入れない。タクシーで行け」と。

そもそも振替輸送という発想がないようで、駅員に詰め寄る人もおらず、皆粛々とスマホを操作し、タクシーではない普通の乗用車で次々と走り去っていく。こんな辺鄙な町に友達がいるとも考えにくい。どうやらUberだったと後でわかる。

何もない駅で放り出され、不自由な英語でその辺の人に話しかけることもできず、絶体絶命、途方に暮れる。

 

ChatGPTに助けを求めると、「それは大変ですね。まずは状況を整理しましょう」と、複数手段を提案してくれた。

スタンステッド空港までかなり距離があるし、次の飛行機に乗れるかもわからないので、UberでStevenage駅へ→鉄道でEdinburgh Waverley駅に向かうことにした。

Uberは日本でEatsしか使ったことがなかったが、アプリにクレカ登録までしておいたおかげでスムーズに呼べた。「需要増加中のため時間を要します」と出たが、10分少々で来てくれた。

ドライバーのおじさんは、ラジオを大音量ガンガンにかけ、話しかけるなオーラ凄まじい。一刻も早く仕事を終えるべくぶっ飛ばしてくれたのは有り難かった。

Uberの目的地設定で、ただの「Stevenage」としたのが失敗。stationまで入れなかったために、あらぬ住所に向かい、何分かロスしてしまった。

車中でtrainlineアプリをダウンロードして鉄道チケットを購入。タイミングよく8:45発の電車に乗ることができた!

朝から水以外お腹に入れてなかったので、駅で買ったクッキーとコーヒーで人心地つく。

乗換えたPeterboroughからはそこそこ混んでいて、よくわからず指定席車両に座ってしまう。新幹線のように車掌さんが検札に回ってくるが、どうにかバレずに13:22にWaverley到着!

 

11:15からのステージは観れなかったが、15:40までフリーだったので、駅からすぐの「カールトンの丘」に登ってエジンバラの街を一望。

ついに来たー!と感無量で、青い空に石造りの建造物が、ひときわ映えて見えた。

朝と昼をクッキーで済ませたので、夕食はマトモなものを食べる執念でパブに入った。

クラフトビールが五臓六腑に染み渡るーー!

 

入っていてよかった、海外旅行保険

LCCの格安航空券だったため、払い戻しはきかない。

エジンバラ到着の夜、保険会社にLINE通話で相談すると、「緊急費用保険」というものに該当して保障される可能性が高いとわかる。

諸々の手続きは帰国後に持ち越したが、結論としては、

Uber代+鉄道代+無駄になってしまった観劇チケット代-払い戻しがきいた分(Stansted Express往路&空港利用税)=3万円弱 を支払ってもらえた。

保険料が7000円弱だったことを考えると、やはり保険は入っておくものだなと実感。

エイチ・エス損保さん、ありがとう!

 

最大の難関は、「Stansted Expressの事故(遅延)証明書」だった。

これは保険請求に必須の書類だが、ChatGPTに書かせた英文でコンタクトセンターにメールするもなかなか返信がなく、催促の末に入手できたのは10日後だった。

目的地に到着できなかった往路分については、公式サイトのフォームから請求して、こちらは速攻返金された。

また、Easy Jetに念のため不搭乗証明をメールで依頼すると、速やかに返信+空港利用税の返金をしてもらえた。

余談:往復航空券の往路便をNo Showすると、復路便が自動的にキャンセルされてしまう…ことが普通にあるらしい。

今回はそのようなことなく復路便に乗れたが、今後気をつけねば!

 

非日常感満載の、夢の国

エジンバラ城に限らず、街並み全体が中世のようで、いちいち可愛くてテンションが上がる。

演劇をする人と観る人のエネルギーに満ち溢れた空間に身を置けることが超幸せだし、とにかく人は多いけれど、意外と静かな道もあって、会場間の移動で歩くだけでも楽しい。

 

「一日のうちに四季がある」と言われるほど寒暖差の大きいエジンバラ。

BBCの天気予報サイトによると、滞在時の最高気温は17度前後だったが、体感的にはもっと高くてTシャツでもいけそう。

夜は10度くらいまで冷え込むので、ウルトラライトダウンを出した。

 

15年ぶりの海外で、ツアーではなく個人手配の一人旅は、アクシデントがあると本当に心細い。

でも、それもこれも経験値。

そしてこの旅で一番鮮やかに記憶に刻まれたのは、こんなことでもなければ訪れることもなかったBroxbourne駅の荒涼とした光景、カールトンの丘からの眺望、パブで飲んだビールの味だったことは間違いない。

 

来年も絶対来る!と誓いながら、AirLink(空港と市街を結ぶバス)に乗った。