MT-09トレーサー 2017
やはり普通のオートバイに戻ってきました。
ギアチェンジが面倒という理由でスクーターに乗っていた時間は約1年でした。正確には”所有していた”という表現の方が正しいかもしれない。
自身でもほんのり予想はしていたが、私はやはりオートバイというモノは嗜好品の最たる製品であり、それを扱うに無駄な作業があって当たり前なのだ。それが苦痛というならハナから乗らなければ良い。自己満足と人生を僅かに豊かにするだけの為の乗り物だが、それなりの出費である。
高い勉強代とのツーショット。
大きめのスクリーンを装着。
フロントフェンダーの延長。これは泥ハネしたラジエターを見るのが忍びないので装着。
MT-09より燃料タンク容量が4L程度増量され、モード切替で1番穏やかな特性にすると25km/L程度の燃費と比較的良い積載性、そしてそれらを考慮しても取り周しの軽い車体と相まって、今の自分に取って非常に身近な存在になりつつある。



以前に乗っていたBMW1200GSにも似た所謂デュアルパーパス的な外観は、予想通りの大味なハンドリングを伴いつつも、モードチェンジで1番ハイパワーを選択するとフロントホイールが重量を失うのは簡単。このオートバイはマイナーチェンジでエンジン特性がシルキーでマイルドなったというが、それでも十分パワフルだ。
必要以上のパワーは不要だが、たまにしか乗らなくなった現在では「山椒は小粒でピリッと辛い」というのもアリ。
乗っている時間が短いので刺激的であっても疲れる程ではないという思考だ。しかし目が付いていかない程では無く、100馬力ちょいに軽量な車体は、扱いやすさで云うならBMWの比ではない。
このオートバイに積載されるエンジンは850ccの3気筒だが、同メーカーの「YZF-R6」よりも数キロ軽量とのこと。600ccクラスのレーサーレプリカよりも軽量なエンジンが搭載されていれば、それなりの装備を纏っていてもだいぶ軽量な印象であり、それは実際扱っている際にも感じることができる。安っぽくプラスチッキーであることは否めないが昨今のBMWでも同じことが言えまいか。
排ガス規制の影響で水冷化され、独特の乗り味よりも性能重視になった”いにしえ”のエンジンに魅力を感じなくなって久しい私だが、このオートバイでも十分に愉しむことができ、これが乗り出しで100万円程度なのだから、文句は今の所見当たらない。


その他、ラジエターコアガードやグリップヒーター、パニアケースとキャリアを装着した。
「文句がない」と言った後に色々とカスタム追加してますが・・・。

やや横風に煽られる感もあるが、高速道路の巡行性も申し分ないし、山道に入ると軽量な車体と適度なパワーが気持ちの良い走りを生み出し、巷ではプアと言われる足廻りも乗り手の制御でいかようにでもなる。アンダー傾向が強めではあるので慣れが必要ではあるものの、これらの問題もショックアブソーバのアップグレードで収束すると思われます。
久しぶりに”乗りたい”と思わせるオートバイに出会った気がします。
(雨続きだからかもしれないが)