YAMAHA YZF-R25 | 欧州車かく語りき。

YAMAHA YZF-R25

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250ccカテゴリの真打登場?というと大袈裟かもしれないが、私的には待っていた感のあるYZF-R25。

水冷並列2気筒4バルブエンジン搭載で36ps設定。
大型車を乗っている人間からすると36psという数字は特筆すべきものではないが、
カワサキ製ニンジャ250は31ps、ホンダCBR250の29psからすると約2割上乗せのであり、このカテゴリという点では特筆に値しようか。

実際のよーいドン!ではドングリの…というのが正直な所だろうが、290psと360psの4輪の比較だと相当の差である事は事実。

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尖ったカラーリングやデザインはR1譲り。最後発(スズキはまだ?)だけにデザインは纏まっている。

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プラスチック感と鉄感がコストダウン臭を醸し出しているが、知らない分からないならOKな事柄。フレームはともかくスイングアームがアルミ製でないのが残念な気もするが、走って判る人間は氷山の一角であり、見た目がそれっぽければコレもアリ。

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2気筒で14000回転を許容出来るのは小排気量故。乗ったわけではないので真偽の程は不明だが5000回転以下はかなりの”かったるさ”が予想され、回して楽しむオートバイという狙いなのはニンジャも同様。
しかしこのカテゴリには若者も比較的多く見掛ける為、回転馬力よりは豊かな低速トルク優先の方が良かった様に感じる。
順当にこの見た目からエンジンを回して山道を楽しむ…というのが狙いのYZFだが、若者が大学への通学、中年が会社への通勤使用をするには0~50km/hのダッシュの方が重要であり、それは大型オートバイに疲れた私も同じ思いだ。

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3D曲面のヘッドライトは睨みを利かせた2灯式。ポジション灯はその眉間にマウントされている。

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ホンダ車にも見られる複雑な反射を利用したリフレクタが非常に興味深い。
前方からは直接バルブが見えない為、HIDやLEDに換装しても光の拡散は少なそうな印象を受ける。

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ホンダCBR250Rと比較してやや遠いハンドル。しかし垂れ角がないのでそれほど前傾を強いられる事はないのが良い。尖った見た目とは裏腹にフレンドリーな乗車姿勢はニンジャもCBRも同じ。

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パールが効いているようなホイールはアルミ鋳造。Y字デザインが昨今のトレンド?。
ブレーキディスクがフローティング式なのはニンジャより魅力的な部分。フローティングか否かどうかの問題ではなく単なる所有欲という意味。

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全体的にコストダウン感は否めないものの、アジア産にしてはそれなりの出来。あちらも日本企業の教育のおかげか日進月歩な様子。このYZFはどうか不明だが、CBRにはタイ国仕様というのが日本で販売されており、車体価格は35万(確か税抜)という安さには驚愕したものだ。日本仕様と10万程の価格差は保証が店舗保証という事を考えてもリーズナブルだ。このオートバイは税込で50万を越える価格だが、購入するにはとても微妙な設定で乗り出し金額は約60万。

普通にツーリングや通勤に使用するなら国内生産のVTR250Fの方が魅力的か。30年近いベストセラーエンジンを搭載し、ニンジャは言うに及ばず、シングルエンジンであるCBRと比較しても遜色ない潤沢な低速トルクとツイン故の高回転での伸びを考えるとベストチョイスではないだろうか。
ただ一つ気になるのは5速である事程度で、それも逆手に取ればワイドギアという事で乗り易さに繋がるとも云えよう。

YZFは刺激的なスタイルでとても魅力的なオートバイ。乗り味や燃費等は全く予想でしかないがホンダやカワサキをそれなりに検証した後での発売であるという事はそれらを凌駕すると言って間違いないだろう。

しかし数字では表す事の出来ない部分を大事にしてくれているのか否かが、一番気になる部分だ。少し長い時間乗ってみたいと思う車両でした。