欧州紀行備忘録 オーロラ

オーロラの撮影ポイントを探すべく、数時間闇雲に走り回ってようやくそれなりの場所に出会う事が出来ました。
湖もあるし、遠くにも近くにも森が広がっているローケーションです。
無事に湖も凍ってないので、そこに反射するオーロラも撮影出来そうです。
結局この場所はサーリセルカから40分程度の所だったので、これからゆっくり昼食を食べて帰路を目指す事にしました。

イバロという街で偶然見つけたレストランにてランチビュッフェを頂く事にします。

フィンランド熟女は無論金髪です。熟女が午後の一時をカフェ等で過している光景は世界共通です。

自分の立寄る所がダメなのか、フィンランド自体がダメなのか、全く口に合わない。食べられない程マズイわけではないものの、旨くはない。
イギリス辺りもそうだが、自国の食文化がさほど発達しなかったのは、寒さ等もあるのだろうか。日本人で良かったと思った次第。

話題が逸れますが、これレンタカーのフロントガラス。
良く見ると熱線が一面に張り巡らされてます。さすが極寒の地、日本の寒冷地仕様でもこんなのがあるのか不明ですが・・・。

装着されているタイヤは、現在の日本では考えられない”スパイクタイヤ”。
実際現地を走ってみて思いましたが、スパイクでないとダメなシーンは何度もあったのも事実。
この後は晴れる事を祈りつつ、サーリセルカへと向かいましたが、どんどん雲が増え、結局宿に到着する頃には雪が舞って来てしまい、さっきまで見えていた青い空は厚い雲の中へ消えていました。
今夜もダメかと思いながらも、毎夜恒例のプールとサウナで一汗流して、ゆっくり夕食でも食べて考えるか・・・と思っていました。
その夕食を食べ終わったのが夜8時位、一服でもしようと外へ出ると(勿論Tシャツですわ)、なんと雲の隙間から星空が覗いていました。
しばらく空を眺めていると雲はどんどん流れていくではありませんか。
これはついにその時が来たとばかりに急いで着替えて、車に機材を突っ込んでそそくさと出発。現地まで40分程は掛かるので、途中夜空を見上げながらの運転になっていました。
午後8時20分を回った頃だったでしょうか、西の空に何かモヤモヤした物が目に入ってきました。窓の曇りに写るメーターの照明の様な感じだったので、最初は特に気にしてませんでしたが、どうやらそのモヤモヤがオーロラだった様です。
交通量が極端に少ないとは言え、夜空を見上げながらの運転は危険なので、ちょっとした道路のくぼ地に停車し、急いで空を見上げると、やはりそれはオーロラでした。
見る事が叶わない日々が続いていた事で、やや諦めムードも漂っていた矢先の出来事だっただけにかなり興奮したのは今でも記憶に新しいです。
とにかく写真に収めたい一心で車を走らせ、昼間予定していた場所へ向かいました。

そそくさと段取りをして撮影を初めて、初めていい感じに撮れたのがコレ。一眼レフのモニターを携帯で撮影した画像。
デジイチの画像をフェイスブック等へアップする方法がこれくらいしか思い付かず、それでも満足でした。
相当数撮影しましたが、やはりレンズの数が足りませんでした。
一生に何度も行けない環境故、もう少し無理してでもレンズを揃えておくべきでした。
このまま午前1時位迄撮影を続けて、無事ホテルへ帰着しました。
厚着していたのと、気温が比較的高かった事で、撮影自体がそれほどツライものではありませんでした。11月という時期は実は一番良いのかも知れません。

明けた次の日、その湖までドライブに出掛けてみると、すっかり凍っていました。

たった一日で人間が乗っても大丈夫な程の厚い氷が張っていました。

下に見える足跡は私のモノ。かなり奥まで行きましたが、氷の割れる気配はありませんでした。因みにまだ昼過ぎでこの明るさです。

湖からの帰りにサーリセルカを一望出来る丘に登ってみました。
非常に寒そうな画です。

日中は暇な極寒の地サーリセルカ。
ここにスキー場があるのも調査済みだったのですが、行ってみると、私がこの街を出る数日後にオープンだそうで・・・。至極残念。
この地で降雪機を使用していたのはこれまた意外でした。
その後、1回だけオーロラを見る事が出来たので、トータルで2日、時間にして16時間程度は楽しめました。
この街へ来る観光客の殆どが3泊程度の方が多く、中にはオーロラを見る事が叶わず街を離れる方が多くいる事も事実。
私がお世話になった”ホリディインサーリセルカ”には数多の日本人観光客が来ており、夕食時等に会話をすると「見れなかった」という意見が多かった。
やはり最低1週間は必要かもしれないです。
更に贅沢を言えば、レンタカーがあると行動範囲も拡がりオーロラも独占出来るのでおススメ。
サーリセルカという街で観測小屋みたいなモノもあるし、オーロラが見える街として有名ではあるが、やはり街から見て見れなくもないオーロラがその街の明かりによって邪魔されている事は否めない。
となるとやはり車で何処かへ行くのが一番。だれにも邪魔されず撮影出来るのも魅力です。山奥というか人里離れた場所での観測は多少気を付けなければなるまいが、せいぜい動物に注意する程度のものだろう。

滞在期間1週間少々、次なる目的地へ移動すべくイヴァロ空港へ。
入国したヘルシンキ空港とは違い田舎の空港といった感じ。この人の少なさは私の好み。とにかく人がいない。
ロバニエミで借りたレンタカーをここで乗り捨てるわけですが、乗り捨て料金をここで支払う・・・というプランだったにも関わらず何も請求されなかったのは単なる勘違いでよろしいか。

それなりに海外には脚を運んできたつもりだが、このフィンランドだけです、”靴まで脱がされた”のは。どうやらブーツのヒモ通しの穴の金具がダメなようで・・・。他でこんな事は無かったと思いますが。

今回はフィンエアメインです。地味な空港だけに飛行機迄の移動は徒歩。寒いです。
ここから一路ヘルシンキ空港でトランジット後、またもやフィンエアで第二目的地のイタリアはローマへ。

また来てしまいましたヘルシンキヴァンター空港。

ご存知”キオスク”世界共通の売店です。
最終的にここフィンランドにはトランジットで戻ってくるので、お土産は購入せず。買っても重いし、食べ物なら腐ったり・・・。

16:30出発のAY3243便。比較的余裕があったりします。

フィンランドとも一時のお別れです。また半月後に来ますが。

フィンランドを後にし、ここから3時間半の空の旅。
ローマの街中にある今夜のホテルに着くのは夜8時頃でしょうか。
長い様で短かったフィンランドの旅はこれにて終了。次回以降の講釈は晩秋のローマです。
