我々夢中にさせる北東北2013 | 欧州車かく語りき。

我々夢中にさせる北東北2013

巷がお盆休みになる1週間程前から天気予報は晴れ晴れ晴れのオンパレード。
今年こそは・・・と淡い期待を抱きつつ迎えた8月13日AM。
しかし前日に夕立があり、その残りか?12日PM10時位から再び降り始めた。
 
段取りした荷物を積載するのもシトシト振る雨の中、無論路面は完全ヘビーウェット。深い深いグレーの夜空が恨めしい・・・。
 
平日出発故、深夜割引利用の為にはAM4時には浦和料金所をスルーしなければならないので、自宅をAM3時前には出発しなくてはならない。出発前日に何をやっているのか、荷物積載時は日付を跨いでいた。こうなったら深夜番組で時間潰し。その際雨音は弱くなる事は無く、一時は止む迄出発を遅らせようかとも思ったが・・・。
 
ほどなくAM2時半を廻り、今夜二度目のシャワーを浴びてからゆっくりと準備をし、AM3時前には走り出していた。今日の天気予報は”晴れ”なのだから。
 
 
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ここは東北道の浦和料金所。ギリギリ10分前の通過。
自宅を出る際には雨は辛うじて上がっていたが、路面は依然ヘビーウェット状態、しかしここ浦和はそれ程降っていなかった様で完全に乾いている。時間通り出て正解だったようだ。
 
さて、本来のツーリング初日は明日14日であり、本日は毎度おなじみ勝手な前乗り。
全くのノープランは気が楽でもあり、今夜の事を考えると少々急かされる感が無くも無い。
 
そんな前乗り組5~6名が、もう既に何処かを走っているはず。
特に連絡を取り合う事もなく、明日14日全員の待ち合わせ場所である岩手県は西根の”道の駅にしね”へと長丁場を走る。
 
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もう何年も同じ事を繰り返していると景観や雰囲気、風の匂いや身体を通り過ぎて行く空気が1年振りの懐かしさを感じさせる。
ここは那須界隈、いつもこの辺りで陽が昇ってくる。
目が悪いので暗い道は苦手であり、明るさが自分の味方になるこの辺りからグッとペースアップする。
 
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太平洋側か内陸かを走行中散々迷った挙句、築館ICで下車して栗駒山方向へ。胃袋に何も運ぶ事無く走り続けてしまったので、地方レストランのジョイフルでブランチ。那須SAで少々仮眠したお陰でこの時点でAM10時を回った所。
現在の地球なら北も東も西も関係無しで気温は鰻登り、間違いなく20年前とは違う事を実感した。
 
今年新調したR1100Sで初めての高速クルージングだったが、GSと違い少々短めの脚は遊びが少なく、速度が上がれば上がる程、それに伴い車体の落ち着きも上がってくる。小さいが確実なウィンドプロテクションを発揮するスクリーン及びカウルが、低いハンドルポジションである事を忘れさせる程快適な乗り心地を提供してくれた。
 
話を旅へ戻そう。
計画が無いというのは何と平和な事か、時間の過ごし方も自由自在。
無責任でチャランポランと言われ続けて40年だが、意外と時間に縛られる生活を送ってるかも知れない。
 
ダラダラお茶を飲みながら地図を睨んでいると、お仲間から昼食のお誘いが・・・。どうやら栗駒の少々北にいるらしいので、栗駒山荘の駐車場で待ち合わせという運びになった。
 
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栗駒山への道中スズキ車に遊んで貰いながら栗駒山荘に到着したが、待ち人には先を越されていたようだ。
超キャンパーな彼ではあるが、私がキャンプ道具を持っていない事もあり、今夜の身の振り方を温泉の自炊部泊にて同行という形になった。
 
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宿近くのスーパーマーケットで食材を買い出しし、今夜のお宿である”夏油温泉”元湯夏油へ。素泊まり¥3100、布団代浴衣代を含め約¥4000-程。(夕食朝食は私お手製のカレー付)
 
湯温48℃という温泉には浸かれなかったが、熱めの温浴温泉に癒され、夜は昼間とは打って変わって快適で過し易い。ほぼ徹夜だったが、募る話と進入してくる虫退治で盛り上り眠りに付いたのはPM10時は廻っていただろうか・・・。
 
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明けて14日は本来のツーリング開始日。気温は高いがとても良い天気で気分が頗るよろしい。
 
ここからは県道と国道を繋いで”道の駅にしね”にアクセスするも、暑さと渋滞を避け盛岡ICから2区間だけ東北道のお世話になる事とした。
 
予定より5分程遅れて”道の駅にしね”に到着。見る所一人を覗いて全員到着している様子。
その一人も我々から遅れる事5分程度で到着。挨拶を軽く済ませ、昼食場所へと向かう。本日の昼食は冷麺であり、これもまた恒例。
 
 
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特筆すべき味の店ではないが、店内が比較的広いのと国道282号沿いであり、盛岡市内から距離があり八幡平に近いからか、空いているというのも魅力の店。(店員がプロボクサーの畑山に似ている)
 
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盛岡といえば”ぴょんぴょん舎”が有名だが、値段が値段だけに当たり前の味、つまり旨くて当たり前な味がしているだけで、それで良いなら高額で旨い店は東京に数多ある。それと比較しこの店は味をコストのバランスが非常に良いと勝手思っている。
 
”適度な”コシがあり(あくまで適度なのがポイント)、麺自体の味がハッキリしているこの黄色い麺は、巷で良く見るグレーの蒟蒻の様な麺ではなく、変に酸味の強くないスープとの相性は中々良い。
 
そしてお腹を膨らませた我々は、今夜のお宿である八甲田山にある”谷地温泉”へ向かう。まだPM1時だが、明るい内に宿入りしたいので先を急ぐ。
 
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七時雨温泉をかすめて、高原地帯を抜ける県道にて青森県へ。
北上しているにも関わらず全く気温は落ちる気配はない。当たり前か・・・。
 
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擦れ違う車が殆ど無いのが北東北へ来た事を実感させてくれる。エンジンを止めて写真を撮っていると、牛の鳴き声が山にコダマしていたのが印象的。
 
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迷惑な停め方と走りの観光車両でごった返す奥入瀬渓流で下品な走りをすると、なぜかGSばかりが背後に迫る。
 
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十和田湖から谷地温泉までは登りの荒れた国道だが、またもやGSに煽られる。高速であれだけ良かったR1100Sだが、少しでも路面が荒れるとかなり厳しく、自身でもGSを知っているだけに致し方無しと言ったトコだろうか。
 
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到着後、早速昼間の汗を流すべく温泉へ。露天風呂が無いの惜しいが、乳白色のお湯は温泉情緒たっぷりでテンションも上がる。
ここ谷地温泉は暫く経営不振からか営業を停止していた。しかし3年程前に伊東園グループに買い取られ?見事復活を果たした。お陰でお盆料金にも関わらず¥8800-(酒とソフトドリンク飲み放題付)と破格のお値段だ。だが正直夕食の内容は飲み放題の為か酷いモノだった。集客や維持管理、人件費等々を計算し採算ベースがあの料理だったというだけの単純なモノだが、一客として微妙な気分だったのは間違いない。
 
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明けた15日朝も快晴で、気温は既に良い感じに上がっている。冷たい湧水でオートバイを軽く洗車して今日の走りに備えた。北の田舎だからか、お盆の割に空き部屋も目立ち、客が少ない様に感じた。
 
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清算を済ませ出発準備完了の図。これから人生初の”わんこそば”に挑戦するべく再び盛岡へ向けて出発。
十和田湖迄戻り、奥入瀬渓流を迂回し、発荷峠を登って樹海ラインで小坂IC方面へ降りる。この奥入瀬渓流を迂回する奥入瀬バイパスなる道が登坂車線を含む登りで樹海ラインに負ける劣らず快走路で、先頭集団のスイッチがオンになったのは言うまでも無い。(しかし飛ばし過ぎですよGSの皆さん)
 
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時間に余裕があると思っていたが、結局押してしまい小坂ICから東北道にて一路盛岡ICまで。そしてわんこそばを食すべく”直利庵”へ。(ちょくりあんと読みます)
 
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前掛けをさせられ戦闘態勢完了。本来わんこそばと言えば次から次へと給付されるというのを想像するも、時期が時期だけに賄い切れずにそばが茹で上がるのにインターバルが発生し、オマケに画像からも解かる様に、わざわざ椀を持ち上げて催促する形になってしまっている。
 
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わんこそばのカウントはこの様にマッチ棒でするらしく、上が10の位、下が1の位で、この場合50杯。因みに私は50杯でKOだった。
最高杯数はN村氏の103杯、その後は80杯程度が多かった様に思う。
しかしながら、先述した通り給付インターバルが開いてしまい満腹感を助長するのと、スタート時間がPM1時だった事もあり、夕食の心配をもすると控えめにならざるを得ない。
茹で過ぎで特に旨くもないそばを大量に食べる事を愉しむというより、若い女性が「はいよ!」「まだまだ~」「もういっちょ!」と言いながら運んでくれるのが嬉しいのは中年男性だからか。全て込みで¥2900-を安いと思うか高いと思うかは微妙なラインだ。(私自身二度目はない)
 
 
 
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盛岡市内から再び東北道盛岡ICへ。そこから松尾八幡平ICまで一気。結局この日は時間押しまくり。
でも、SS(スペシャルステージ)である樹海ラインを外すわけにはいきません。今回は登りでのアタックです。
 
取り敢えず私が先頭で登り始めますが、後方より凄まじいばかりのGSの勢いには及ばず、道を明け渡す事に・・・。クローズドコースでない場合、いくら何度も通った道とは言え、先の記憶が無い場合のGSの有利差は「さすが」としか言えまい。
 
視線が低い事やショックアブソーバがノーマルのストロークを大きく下回っている事で、一定の曲率ではそれなりのコーナリングを発揮するが、カーブが複合だった場合、融通の効かないこの脚では、その先で曲がれない可能性がある私のR1100Sはアクセルを大きく開けられるのは先が十分に見えてからだけた。
 
先が見渡せるポジション、自由度満載の長い脚で武装されたGSはハイスピードツーリングを安全にこなす事が出来る数少ないオートバイである事を実感した樹海ラインだった。
 
今まで訪れる度に愉しかった八幡平樹海ラインだが、今回はシコリの残る走りとなってしまったのが非常に残念だが、また来年の為に愉しみを取っておく事としよう。
2000km走って方向性は見えてきたので、来年のそれまでに脚を仕上げるのが課題となりそうだ。
 
ここで画像枠が一杯になったので、続きは次回の講釈にて・・・。