バックプレッシャバルブ装着 | 欧州車かく語りき。

バックプレッシャバルブ装着

GWには恒例の九州ツーリングを楽しんだが、終わってみると胃が痛む程心配していたトラブルも無く、瞬く間に終わってしまった印象。

年に数回の長距離ツーリングなので、楽しみにしているのは、年齢を重ねても変わる事が無い。
旅前の程良い緊張と高揚で、無性にオートバイに対して作業をしてみたくなるのは私だけではないはず。

そこで油脂類の交換は無論の事、バックプレッシャバルブも取り付けてみた。
周りからは旅前に余計な事を…という忠告も受けたが、部品調達済の私をもう止める事は出来ない。

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エンジンオイルは先日交換したので、タッチのよろしく無いMTギアオイルを交換。
暫くオメガ製を使用していたが、最近入手し辛くなった久々のオベロン製を使用。某オークションで\2500也。半額以下だ。

先ずドレンを探すも見当たらない。
R1150RSはドレンフィラー共に横に並んでいるが、R1100Sは同じエンジンなのにそこにはなく、R1200系と同じ真下を向いていた。

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R1200系は六角頭のボルトだが、なんとこちらは大きな六角穴付ボルト。画像では見えないが、マフラーに干渉して工具が入らない。
六角レンチを短くしようかと考えたが、工具が勿体無いのと、工具鋼は異常に硬いので削るのが一筋縄にはいかない。

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依ってこんなのを用意。
ミラーアダプタを短くカットして六角レンチの代用とした。これに14mmのメガネレンチで外す事に成功。

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こんな状況を何とか打破し、排出には成功したが、排出受けの皿をひっくり返して、カーニバルになったのは内緒です。
規定量は800cc程だが、微妙に溢れる迄注入すると850cc程だった。
その後注入を終え、無事交換完了。

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MTオイル交換後はこの日のメイン作業のバックプレッシャバルブ取り付け。
今回もR1150RS同様にKTMスーパーデュークの純正品を取付ける。ホース内径がほぼ同径である事から、取付けるのに非常にスムーズで、とても安価な部品。

カウルの脱着もだいぶ慣れたおかげで、ここまでの作業で10分程。
本当はタンクを外したかったが、フューエルラインの接続コネクタが見付からず、已む無く後部を持ち上げる。

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ところがカウルを外しタンクを持ち上げ尚、こんな状況。ブローバイの戻しラインが見えない。R1150RSでは非常に簡単にアクセス出来たが、エアクリーナボックスの形状の違いや、RSには無いアルミフレームが邪魔をしてこの有様。

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しかしここまでやってやめる訳にはいかないので、隈なく探すと奥の方にようやく発見。その狭さに作業性を考えると僅か数分、続投か中止かで悩むも結局切断。もう元には戻れない。
最悪R100RSでツーリングする事を考えながらの作業となった。

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指が満足に入らない中、ホースバンドをなんとか差し込み…。

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装着完了。
最初は切断代を取らずに装着したので、ホースが折れてたが、バックプレッシャバルブ装着分も切断するとなんとか収まった。

そしてこの状態でエンジン始動…。
ところが、エンジンは始動するが、片排状況になる。
もしかしてホースの折れ曲がりか?と思い、オイルのフィラーキャップを外して圧力を逃がしながら再始動するも状況は変わらず…。

これはR100RS確定か?とも思ったが、ガソリンの残量の警告灯が点灯しているのに気付いた。
もしかして…と思い、タンクを揺すりながらエンジンを始動すると通常動作に落ち着いた。
どうやらガス欠症状だった様で、なんとか一安心。

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洗車も終了し、出発準備も整った所でガソリンを入れるついでに試乗。
効果の程はというと…,

ミッションタッチは幾分改善された気もするが、劇的な変化は無し。単なるメンテナンスに終わってしまった感が否めない。
そしてバックプレッシャバルブの効果だが、これも微妙だった。
エンジンブレーキが柔らかくなった気もするものの、正直プラシーボ効果の域を出ない。

僅か\4000の部品代と自分の徒労で済んだから良い様なモノだが、巷の高級バックプレッシャバルブやレデューサと呼ばれる製品を数万円の部品代と数万円の工賃を支払っていたら、効果を無理矢理感じるしかない。

無駄に色の付いた見た目のよろしい部品は、ショップや問屋の利益がたっぷり載った製品であり、プラシーボ効果も高いのかも知れないが、この部品が担う作業は、このKTM純正部品も高級切削部品も同じだ。それは部品をバラしてみれば一目瞭然だ。

そして2500km余り走行したが、特にデメリットは感じない。
効果を感じる事が出来なければ、安価である\4000ですら無駄遣いに他ならない。

「BMWを持ってる人はお金持ち」なんて考えが罷り通るのは日本だけの特異な体質かも知れません。