ミシュラン パイロットロード3 破壊
「タイヤは命を乗せている」
かの石橋社長がこんな事を言ったとか言わなかったとか・・・。
足廻りが云々、セッティングがどうのこうの・・・私自身もそのクチかもしれません。
しかしそれよりもタイヤの新鮮度の方が余程大切だし、空気圧や異物の噛み込み等、乗る前にやるべき事があるだろう。
何しろ4輪もオートバイもタイヤからの情報が全てだからだ。
タイヤからしか情報を得る事が出来ないのだ。
4輪ではハガキ4枚分といわれる接地面積だが、オートバイではたった名刺2枚分しか道路とのコンタクトはない。
そのタイヤをケチっては、せっかくの脚廻りもエンジンを生かされないのは言うまでも無い。

タイヤショップ等でこの手のサンプルを見る機会があるだろう。
何の気なしにこのタイヤを見て「あ、サンプルね・・・」くらいに思っていた。
ところが、よく見るとミシュランのパイロットロード3ではないか。
ここ最近の出来事であるの明白で、それについて確認すると、このタイヤオーナーはつい最近高速道路上でバーストしたとのことだった。

スマートフォンでの撮影で画像が汚くて申し訳ないが、トレッドが完全に剥離している・・・それも全周に渡り。
向こう側が見えているのも確認出来る上、相当熱が掛かった事が伺いしれる。
それにしてもこうも酷い状態のモノはあまりお目にかかれない。
以前、ミシュラン社のスペイン製の製品に自主回収が掛かった事があったが、私の記憶が確かならトレッドの剥離だったような・・・?
それなりに溝も残った状態でこうなっているのが非常に興味深く、原因を聞いてみると、結局はパンクらしい。

画像右側に黄色札の部分に、異物(恐らくクギ類)が刺さった形跡があり、この部分は内側に貫通している。
このタイヤの装着主は、この状態にも関わらす幸い転倒を免れ、怪我も無く無事との事。
本人も原因は分からないとのことで、あくまで予想の域を出ないが、タイヤショップ店長が推察するに、異物が刺さったまま高速に乗ってしまい、速度を上げた際にそれが脱落、徐々に抜けた空気圧に気が付かず発熱を続けて最終的にバースト・・・ではなかろうか。
停車時には後輪から白煙が上がっていたとの話を聞くと、かなりの温度だった事は言わずもがな。
初見ではてっきりミシュランやっちまった・・・と思ったが、そうではなくパンクをし、低圧での高速走行でのトラブル。
これはいくら乗車前点検をしていても無理なトラブルだろう。しかし一歩間違えれば死亡事故です。
タイヤの空気圧がゼロになってしまった事を気付かずにいれるのか??
本日R1150RSの空気圧をチェックした際に、試しに空気圧をゼロにしてみた。するとシート高にして2センチは下がった。
それも乗車無しで・・・。
もしこれが乗車していた場合はもっと下がってる可能性もあり、そこまで下がると、明らかに姿勢がおかしいし、空気圧の下がったオートバイのエンジンへの負担は相当増える。(空気圧がゼロの場合、走行熱で完全には抜けないのかもしれないが)
ちょっとした車線変更でも挙動がオカシイのはすぐわかるのではないか。
もちろん私も、ツーリングの帰路で家路へ急いでいたり、先頭を走る事も多いので、行程等の考え事をしていたら・・・となれば可能性ゼロではないとは思うが。
こうした事例を見た手前、今後のツーリングでは車体からの情報に更に神経を傾ける事が必要だと思った次第。

こんなタイヤが本当に市販されれば話は別ですが・・・。
(ミシュラン発表の空気を充填しないタイヤ)