R1100Sへの不満 | 欧州車かく語りき。

R1100Sへの不満

愚痴を散々書いてしまった新しい愛車であるR1100Sだが、今日も所用で少しの間乗ってみると、エンジンはやはり心地良い。
 
左右の同調の取れたR259系のエンジンは、1200シリーズにはない、遅いながらも何とも言えない吹け上がりをみせる。
 
このゆっくりとした吹け上がりだからこそ、エンジンの表情を読み取る時間を潤沢に味わえるのが面白い。2バルブボクサーなら尚更かもだ。
吸排気系と燃料系に手の入ったエンジンであり、やや忙しなく感じる場面もあるが、大筋はR259系のままだ。
 
私は前回の記事で「7割」もの部分を気に入って無い旨を書き綴ったが、上記の様にエンジンに関しては概ね納得している。
何がそんなに気に入らないのかというと・・・。
 
 
それはこれ・・・。
 
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この無駄に高そうなサスペンション。
 
 
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少々汚れているのも気に入らないが、このサスペンションの動きはもっと気に入らない。
外観から総アルミ削り出し品で相当な値段に違いないこの社外サスペンションはペンスキー製。Mede in USAのお品物らしい。
 
中京地区の”とあるショップ”が代理店及びチューンナップを手掛けているのは二輪雑誌等で認知していた。
ブログやフェイスブック、SNS等とは違い、好きな事が書けない雑誌にはとりわけ良い事しか書いていない。
 
となれば、私の脚廻りのお世話をして貰っているMHプロダックツが近所にある限り、遠路このショップに仕事を依頼する必要も無い。
そしてその仕事内容が良いのか悪いのか雑誌での受け売りでしか無かったのも。
 
そこでレース関係者や国際ライダー、実際「なんちゃらエフェクト?」なる「チューンナップの様な」仕事を実際そのショップに依頼した友人等がいたので、その効能を聞いてみた。
 
 
イメージ 3
聞いた結果、こういった運びになった。(看板隠れてる!)
 
発言の自由なブログではあるが、友人知人関係者からは、ここに書けない様なコメントが目白押しだった。いくら私が毒舌でも書けない・・・。
 
しかしそれではツマらないし、せっかくなので私の感じた印象を・・・。(あくまで私個人が感じた印象です)
 
結果から言うとこの脚廻りならノーマルの方が良いです。
どうにもならないくらい固いです。というよりショックアブソーバとして動いてくれません。
サーキットでも試してからの印象を、とも思いましたが、ただ固いのでは無く、サスペンション及びショックアブソーバ自体の動きが悪いので試すまでもないと感じました。
 
というか、この車両はRC8でもパニガーレでも無いのです。
必要以上の固さは必要ないし、まして動きの悪さはツーリングに全くもって使えないどころか危険ですらある。
 
峠道にある速度制御のシマシマの部分では跳ねまくり、尿意をもよおす程であった。もしそれが限界に達した場合は完全に漏らします。
 
コーナーリングのアプローチがこれほど怖いBMWを乗ったのは初めて。
 
無論最初はこの車両はこういうモノなのだろうと思いましたが、
仲間のBCRを乗せて貰った際に、全く違う脚の動きに愕然としました。
その対策として減衰を全て最弱にした所、今度はサスペンション(バネ)の固さが露呈し、ピョコピョコと落ち着きのない脚へと変化。
 
私のこの社外ショックアブソーバには、先述の中京地区の代理店のステッカーが貼ってある事から、確実に「余計な事」がしてある事は明白か。
 
MHプロダクツへ往訪し相談した結果、「素材自体は良いモノを使用しているので、短い全長と中身のフリクションロスを取り去る方向で全て手直ししましょう」という事になった。
私自身は、このバネを除く殆どの部分にアルミを使用しているのも、街乗り使用では必要ないと思う。
私を含む乗りっぱなしの輩が多い中、耐久性に劣るアルミボディはメリットよりデメリットの方が多いだろう。
鉄よりアルミの方がはるかに摩耗する。それはアルマイトをしても結果延命処置でしかない。
 
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仕上がった製品の中に珍しいモノを発見。
そう、R1200シリーズに採用されている”ESA”付きのショックアブソーバである。
随分と昔の記事で書いたが、このお店は社外品は元より純正品をチューンナップしてくれる所に魅力がある。
ここ最近はBMWのディーラーからの依頼が多く、相当の数量をこなしているとの事だった。(昔書いた記事が良かったか(笑))
 
”ESA”ショックは総交換すると相当の価格になると聞いた事があるが、ここで作業依頼をすればオーバーホールを含むサスペンションモディファイが1本¥50000-から出来るとするなら、なんと安価な事か。
オーリンズ等の高額サスペンションを買わずとも、ノーマル利用で、それらの性能を凌駕する脚廻りが前後で¥100.000-で手に入るとするなら、どちらが得かは・・・。
見た目に変化は無いが、劇的に進化した走りにほくそ笑むのも、「通」ではなかろうか?
 
ここでは全長の長短や減衰の効きは勿論の事、サスペンションの動き自体の追求している。
 
巷でよく耳にする、トレールがどうの、車高がどうの、キャスターの立ち等々は、取り敢えず関係無いのだそうだ。
 
よく動き、よく仕事をするサスペンションは多少姿勢がおかしくてもそれなりに走れてしまうとの事です。
けして宣伝では無いし、書いても私の作業の割引はないが、このお店の脚は某国際ラリーや真夏の長時間レースのワークスチームのモノを手掛けている・・・と言えばどの程度の実力かは理解して頂けるだろうか。
 
という事で先ずは脚の動きの改善作業をする運びとなった私のR1100S。
この”S”の前オーナーがこの車両に恐怖し、売却したのではない事を願うばかり・・・。
既に同社でモディファイ済オーリンズを装着した我が家のR1150RSの脚廻りの出来を考えると、それなりに期待は膨らんでしまうのは致し方無い事だろう。
 
http://www.mhproducts.com/sites/モトハウスプロダクツ