R1200GS ADV 2007年式 | 欧州車かく語りき。

R1200GS ADV 2007年式

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R1200GSADV売却しました。
2007年8月に勢い余ってR1150GSADVより乗り換えて6年近く。
 
乗り始めた当初より、”何か違和感を感じつつも、このハンドリングの虜になっていた。
入手後1年を過ぎた辺りから”違和感”というのが何かというのが明確になり始め、このブログでも度々書いていた様な気がする。
 
R259系世代から比較して軽量な車体、軽々と吹け上がるエンジン、洗練されたデザイン等々、このR1200シリーズより他メーカーからの乗り換えユーザーを獲得したのは周知の事実。
事あるごとに上乗せされる定価にも関わらず、それを全く感じさせない程、巷で見掛ける様になっていった。
 
私の感じる”違和感”というモノは、私自身の単なる「好み」であり趣味嗜好の主観な為、現ユーザーにとっては批判に聞こえるかも知れないが、敢えて書いてみたい。
 
先述したR1200シリーズの魅力と思われる部分、「軽量」「ハイパワー」「洗練されたデザイン」は私にとって全て無用と感じる部分なのである。
 
勿論こう感じるには訳があり、”それ”は他頁にあるR259系と2バルブボクサーの存在。
もし私の初めてのBMWボクサーがR1200シリーズとするならば、こんな事は微塵も感じなかった事だろう。
前者2機種がそれを助長しているのは間違い無い。
 
私のオートバイ嗜好は旧ボクサーに乗ったが為に、面倒な事になってしまっていたのだ。
 
車体は軽量になってしまったお陰で、動きが機敏になった事との引換えに接地感の薄さが露呈し、R1150GSADVで感じた”しっとり”と路面を捉える超安定ハンドリングは犠牲になった。
それはオーリンズのサスペンションに換装し、微妙な動きが格段に増した脚を持ってしても、R1150GSADVのハンドリングには及ばなかった。
 
そして軽々廻るエンジンは、高回転にパワーが振られており、低~中回転の潤沢なトルク特性を犠牲にしてしまっていた。
恐らくフライホイールにも軽量化が図られ、力を貯めておけない・・・街乗り用ツインエンジンには致命的というと過言だが、R1150と比較し低速のトルクに薄さを感じずにいられなかった。
 
この問題にはササキスポーツクラブ製のチタンエキゾーストで少々改善されたが、私の望むべきトルク特性迄は得られなかった。
 
最後はデザイン面。
現代風にアレンジされたR1200GSのデザインは、正直カッコ良かった。何処となく”泥臭い””垢抜けない”と感じていたR1150GSとの比較では明らかだった。
しかしそれは短時間で感じなくなる程度のモノだった。
 
「美人は3日で慣れる」とはウマイ事をいう。
 
軽量化を命題として誕生したR1200シリーズは樹脂パーツが多用され、明らかに内製ではない部品のオンパレード。
2バルブボクサーでは彼方此方に見られる”BMW”のロゴはタンクサイド以外殆ど見られなくなった。
 
敢えて誇示する為のエンブレムは歓迎しないが、ハンドルのグリップラバーやテールランプレンズ等々細かい所まで専用部品だった頃のBMWは高額商品であるのはある意味仕方ないと感じる程だ。
マフラーもメッキ処理がオプション設定となり、吊るしの無垢ステンレス製のノーマルマフラーはすぐ腐食してしまう。
2バルブボクサーのマフラーメッキは25年経過しても艶は変わらずだ。
 
しかし現在販売中のBMWオートバイは過去最高値。
勿論物価の上昇で致し方無い部分もあるが・・・。企業として至極当然だが、それを踏まえても利潤追求が顕著では。
良いモノを使用して高額なのは致し方ないが、高額に見せかけるのは如何なものか・・・。
 
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日本車に見られる「過去を否定してこその現行」という事はBMWには当て嵌まらない気がする。
 
R259系は車重も重いし、デザインも好みの別れるトコだろう。
エンジンも、そのドンよりと吹け上がる感覚は、振動こそそれ程でも無いが、まるでディーゼルエンジンというと酷過ぎるか・・・。
 
しかし永きに渡り付き合うには、それの方が良かった様だ。
若い頃のパワー志向に疲れてBMWに乗り始めてもう10年。
 
重鎮な車体に急かされないエンジン。何となくブサイクなデザインはまさに「ブスは3日で慣れる」という事になろうか。
でも本当は山道ではそれなりに走れる隠れた運動性も魅力。
 
私にとって水冷ボクサーはおろか、DOHCですら不必要なものになってしまっていた。
 
でもR1150GSADVは高くて買えませんが・・・。