秘湯を守る会の宿 スタンプ帳大手・・・。
私は秘湯野湯等、人里離れた奥地にある”比較的”手付かずのお風呂が好きです。
なぜなら人混みが嫌いであり、長蛇の列を見るとテンションが下がってしまう人間だから。もちろん付き合いは良いので、特に主張はしないが(そうでもない?)もし単独なら間違い無く人の多い所には行く事は無い。
話は逸れるがオートバイに乗り続ける理由の一つとして、渋滞が嫌いという事も影響している。
しかし昨今の温泉ブームで、秘湯と言われる所にも多くの人が訪れるし、微妙な秘湯と言われる場所も多いのも事実。
秋田の乳頭温泉”鶴の湯”辺りは、せっかく山奥にありながら、スーパー銭湯状態である。

これは全国に展開している、”秘湯も守る会の宿”のスタンプ帳。
150箇所を越える温泉宿が加盟しており、その加盟旅館に宿泊すると1泊に付き1個スタンプを押印してくれる。
詳しい説明は後にしますが、今回せっかくの三連休という事で、何処へ行くともなく出掛けてみました。
この三連休は天候が芳しく無さそうな傾向だったので、予定を責務化するのを嫌って宿を取らず、行く先も天候を見ながら決める事とした。

前日の深夜に雨が降っていたので、最悪完全雨天であれば中止という選択肢もありだが、朝6時の時点では路面が少々濡れているレベルだった。
部屋の窓からは青空が見え隠れ・・・。
「行くのか?」とのメールも入っていた様だが、気付かず出発した。
取りあえず集合場所だけは東北道の蓮田SAにしていたので、30分遅刻で到着。もう2人の参加者は現着していた。申し訳ありません。
雨上がりで蒸しているが、天候もなんとかイケそうなので、ここもまたとりあえず出発。
一番ガソリン積載量が少ないF650GSの限界までという事で福島辺りを目標に走る。
そして東北道を下車したのは郡山IC。そこから国道49号で母成グリーンラインへ。
過去有料だったこの道路の路面の荒れ方は地震の影響だけでは無さそうだ。直して欲しいと思うが、残念ながら順番が後なのだろう。
今回参加の1名が喜多方ラーメンが喰いたいという事だったが、喜多方へ足を延ばす時間は無さそうなので・・・。

母成グリーンラインを抜けた所にあった定食屋で、まさかの”味噌ラーメン”カテゴリしか共通点は見当たらないが。臨機応変、良い言葉です。

満腹中枢を麻痺させた後は、その食堂で紹介して貰った”達沢不動滝”へ。ここは大河ドラマで有名になったんだそう。

定食屋から3分程走って、少々の林道へ突入。

水がとても綺麗で、空気も美味い。
しばらく水しぶきを浴びて過ごし、ここから急遽予約した土湯温泉の宿へ向かう。
聞いた話では、原発事故以降客が減っているとの事で、確実に泊まれる確信はあったが、当日にも関わらず二つ返事で予約成功。

土湯トンネルを抜け温泉郷へと駆け登る。そこにあるのは赤湯温泉”好山荘”。ここまで登って相当山奥だが、ここからさらに・・・。

こんな急なダートを500M程下る。この先にお目当ての”好山荘”はあるらしい。

砂利道を苦労の末降り切ると、拓けた場所に到着。山の安価な温泉宿という佇まい。赤い屋根が印象的。
急いだ事に依って、逆にPM5時前に到着してしまったので、ゆっくりお湯を愉しむ事にする。

駐車場を挟んで、対面にある露天風呂。このブルーのタンクの様なモノは脱衣所。要らない装備と思ったのは私だけでは無かった模様。

意外に小さい湯船には熱めの濁り湯がコンコンと注がれている。
誰もいなかったのでザブザブ薄めて、湯アタリ直前まで長湯を愉しみます。
その後のビールの為に・・・。

長湯の後の晩餐。
当日予約な上、安価な宿の夕食に見えよう。(1泊2食付¥8.550)
しかしこれが見た目は地味だが結構イケた。中央のナベは豚しゃぶだ。
たらふく頂いた夕食後には、日頃の疲れと早起きが祟って、気を失うのに時間は必要無かった。
山奥に吹く風は湿り気の無い爽やかな風は、幸せの上乗せだ。

明けた翌朝。さらに次の日も休日なのでゆっくりと出発する。
その後、無料開放中の”吾妻磐梯スカイライン”を霧中を覚悟の上、迷わず走破。霧の発生は特になく、夏なのに非常に冷たい空気を味わう事が出来た。
数年振りに走る吾妻磐梯スカイラインだったが、草津万座道路とホントよく似てますね。

雲天で景観が残念な事になっているが、雨が降らないだけでもヨシとします。
ここで昼食の予定を立てながら一服。今度のリクエストは、この時期何かと話題で価格高騰中の鰻。福島市で検索し下山開始。

とその前に腹減らしとして下山途中にある高湯温泉の”玉子湯”へ。

乳白色が印象的なこの温泉。誰かが色が薄くなってるからもう行きたくない!と申しておりましたが、十分乳白色でした。名前の由来である玉子の匂いも健在でした。
湯浴みを終え、お腹もそれなりになった所で再び福島市内を目指す。
検索したのは”うな萬”。
駅からすぐにある”うな萬”さんの店内に入ると、予想していたより価格が跳ね上がっていなかった。というより余り高額な印象を持つ程の価格では無かったのが不思議・・・。
で、珍しいモノをと思ったのが失敗の始まり。特に名産とか名店というわけでは無い店だったのもその要因か・・・。

石焼うな丼(大盛無料)¥1260也
なぜ鰻屋に来て、わざわざ石焼ビビンバを喰わなくてはならないのか・・・。値段の安さと見た目とボリューミーなのにやられた。
鰻の量は”半串”より少ないのは鰻丼より安価な故当たり前といえば当たり前だが、櫃まぶしの様に刻んであるので尚更少ない。
おまけに先の2人が注文した事に依り、何となく巻き込まれた感アリアリ。自分だけでも逃げれば良かった。

ただでさえ少ない鰻だったが、混ぜたら当然いなくなるわけで。
一応鰻のタレを掛けるのだが「ジュージュー」勢いよく音はなるが、その轟音と共に蒸発。なぜ鰻屋でジュージュー音がするのか不思議に思わない自分に納得がいかない。
お味の方は案の定。鰻の味がしない。先述の通りタレも無いわ、大盛になったのは白米だけだから至極当然。
無料であるが故の大盛だったが残してしまった。自業自得、合掌。
ま、全てヨシな事はそうそう無いので、良い経験という事で大人しく湖の件は片付ける。
そして不完全燃焼的満腹感に苛まれながら帰路に着く。
この鰻屋で先を急ぐ1名と別れ、お土産を買う為に2台で二本松ICまで国道を走る。途中道の駅に立寄るもお目当ての果物類は見当たらないので二本松ICから早々に東北道を南下。
途中法定速度+αで走行中の私の前に、FZ750の改造車、FZR1000,GSXR1000が合流してきた。
彼らは私より少々遅いレベルでの走行だった為、特にイヤミ無く普通にスルーすると、追尾劇スタート。
「あ~面倒くさ~」
な状況になったが、お付き合いする事とした。
更に数%速度を上げてみるが、こちらは水平対向のドンクサオートバイだけに全く離れる気配は無い。
しかし前方の車列の波を綱渡りで抜けると、彼らとの距離は僅かに開き始めた。
なるほど・・・。
結局、自分の速度は法定+αまで再び落として走行する。
「車列が現れると離れる」、「道が開けると追い付かれる」を暫く繰り返すと、またまたその先にレプリカ車が良い感じで走っている。
それもまた微妙~な速度差で抜くと・・・。
さらに「あ~面倒くさ~」な状況になった。
こうなると燃費も悪化するし、徹底して速度をキープする方向へシフト。
宇都宮を越える頃には後続はいなくなっていた。BMWの真骨頂は「平均速度」ここにあったわけです。
そしてその面倒な状況を終えるとまた・・・。

ビジュアル&サンウンドクリエイター集団に遭遇。
この猛烈な連帯感は、ある意味見習う部分もあると思ったりするのは不自然でしょうか。
非常に楽しそうだし、気持ち良さそうです。
賛同する訳ではありませんが、これはこれで楽しみ方の一つなのでしょう。ご苦労様。
という訳で、これらの状況からもう一台とは逸れてしまい、佐野SAを過ぎる時にはソロライダーとなっていた。
それはそれでヨシというのが、私のスタンス。仲間を信用しているから自信のペースで旅を続けて頂きたい。
結局帰宅した時はまだ明るい時間であった。面倒な状況の面々にも早く帰宅出来た事を感謝。そして無事であった事を・・・。

表題のスタンプ帳が大手になった図。
このスタンプ帳は加盟の宿で貰う事が出来、有効期限は3年。
その間に10軒の宿に”宿泊”すると1個スタンプを押印して貰えるというモノ。そして満タンになると1泊ペアで宿泊ご招待の特典がある。
ちなみに忘れ物世界チャンプである私は、いつも持参を忘れる為、ここまで埋まったのは初めてである。
勿体無い事に、既に5冊程、3個程度で無駄にしている。もう7年程このスタンプを所有しているのに。
ちなみに今回のスタンプ帳の最初の押印は2011年の8月である。
そう後2年程の猶予があるのだ。
今回のスタンプこそ満タンに・・・。そして1泊ご招待されたいモノです。
満タンにならずとも、思い出や記念になるので、温泉好きなら始めてみてはどうでしょう・・・。