タイヤは命を乗せている・・・。 | 欧州車かく語りき。

タイヤは命を乗せている・・・。

「タイヤは命を乗せている。」
 
このセリフはかのブリヂストンの石橋社長が言ったとか言わなかったとか・・・。
 
紅葉にはまだ早い感のある三連休は、秋の骨休め。特に何処かに出掛ける事も無く、ノラリクラリと時間をやり過ごしていた。
何処へ出掛けても渋滞が予想されるだけに尚更だったが、天候や気温を考えるとキャンプをするのならこの週末が一番良かったかも知れない。
 
そんな連休最終日、タイヤ交換をしてきました。
 
このタイヤ交換の話をするに、かなりの前置きが必要だが、それはまた次回にでも・・・。
 
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いつものレーシングマックス府中店。
 
夏前にR1150RSのタイヤを交換したばかり・・・当然財政も厳しく少しでも安価にしたいトコ。もちろん20年の常連故店長はサービスしてくれますが。
 
コストパフォーマンスという事でブリヂストン製BT-016PRO、一応入れてみたいタイヤという事でミシュランのパイロットピュアの2種で検討。
価格差はおおよそ¥5000。もっと違うかと思いきや意外に近接。
ここから1時間余りお茶を飲みながら悩む、悩む。
 
ちなみに今日まで装着していたのが、ブリヂストン製BT002ストリート。
このオートバイを組み上げた際に装着したタイヤであり、正直今となってはいつ装着したか覚えているはずもない。
少なくとも5年は経過しており、相当硬化しているのは間違いない。
今回車検を取得するにあたり、溝の有無で言えば合格ラインではあるが、これからの季節、公道で乗るには不安が残る。
 
「タイヤは命を乗せている」のだ。
 
そんな事を考えながら、今回は予算の都合もありブリヂストン製BT016PROに決定した矢先、ヤマハのレプリカ車に乗って新たなお客が現れた。
フロントタイヤだけを交換しに来たその彼は、迷わず残り1セット飲み在庫のBT-016PROを指定してきた。というわけで消去法により私はミシュランに決定させて頂いた。。
 
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しばらくぶりにタイヤを外したホイール。真鍮ブラシで軽くサビを落とす。
これもタイヤを密着させるための技術。これがタイヤ専門店でこそのサービス。任せて安心です。(けして宣伝してるわけではありません)
 
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バランス取り最中。このパイロットピュアというタイヤは2CTだったんですね。ここまで作業が進んでようやく”2CT”の文字を発見。
 
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相変わらず黒々とした新品タイヤは気分がヨロシイ。
 
車体へのフィッティングも各所に心配りが見られる。ベアリングの確認からアクスルシャフトの潤滑。最後はホイールから汚れを拭き上げて終了。ちなみにトルクレンチなぞは使用しておりません。私と同じで腕がトルクレンチなんですねw(無論事故は開店より皆無)
 
「最初は滑るから気を付けてね~」との店長いつものセリフに見送られ店を後にした。
車検切れなので乗れないのは寂しいが押し引きで感じれた軽さは交換前のタイヤにエアが不足していたせいだろう。
 
慣れ親しんだ私にまで、いつもと同じセリフで送り出すのは、プロ意識というものであろう。
 
タイヤに溝があれば車検は通るし、オートバイは走る上に停まるかもしれない。
しかしゴム製品はあくまで”生モノ”である。
製造より4年以上のモノは正直危険であるし、何かあればタイヤ代以上の代償を払わなくてはならない場合が殆どだ。
 
10年程前に中古でカワサキの2サイクル車をを購入した時の事。
 
いつのタイヤか分からない車両のタイヤ代をケチった私は、真冬の国道で前輪から滑り、何とか持ちこたえたのも束の間・・・電柱に向かってまっしぐら・・・。
 
気が付くと自分は病院のベッドの上、カワサキは見事廃車であった。
エンジンを組み上げて2週間目の出来事だった。
 
複数台所有している場合等はタイヤやオイル等消耗品代もバカにならないのは確かだが、惨事が起きる前に何とかしたいもの。
 
先述の災い以来、私はエンジンより前にタイヤ・・・です。
 
タイヤはやはり命を乗せていたのだった・・・。