ドゥカティモンスター696へHID装着

実は10年以上前に初めて乗った欧州車は”ドゥカティ”でした。
その機種は”M900”。またの名を”モンスター”。
ドゥカティに於いて、異端児と言われたネイキッドだが、一時は危機的状況だったドゥカティを永続させたのはその”M900”に他ならない。
もしピエールテルブランチがモンスターをデザインしなければ、ドゥカティ社はもう存在しなかったかもしれない。
けして大袈裟ではなく、第二のビモータになりかねなかった事を、古くからのドゥカティユーザーなら周知である。
話が逸脱したが、今回、友人の友人の職場仲間との紹介で我が家にやってきたモンスター氏(つまり全くの他人で面識も当然無)。
しかし友達の友達は~という事で、作業を引き受けた。
作業内容はHIDのお取付。
オートバイいじりが嫌いではないが、夕刻からの作業でかなり冷え込む中、取付開始・・・。
昨今のHIDは取付の仕組みが非常に簡単。とんでもない中華製を選ばない限り問題は無い。
それより問題なのは取付場所。いつもバラストやイグナイターの設置場所の選定が悩みのタネである。
今回はよりによってネイキッド車で、おまけにトラスフレームのモンスター・・・。私が所有していたM900時代は、とにかく車体に隙間やボックスの類が全くと言って良いほど無かった。
ツーリングには必ず荷物をしょって出掛けたものだ。
しかし、現行モンスターにはシート下に若干のスペースがあり、設置場所は問題無い様に思えたが、HID本体の配線の長さが短く、シート後方からヘッドライトまでの長さには足りず、シート下は断念。
プラス電源は延長出来ても、バラストからバーナーまでの延長は危険な上、電圧低下により本来の明るさが得られない可能性大だ。
というわけで、車体を探索する事15分。

エンジンのフロントバンク上部にある、このステンレスメッシュ内がなぜか空いており、配置出来そうな感じ。
私はこの車両に詳しくないが、恐らく上位機種の1100で言う所のオイルクーラーの取付位置であろう。

やはりオイルクーラーの取付場所の様だ。しかしオイルクーラーが装着されないが故、その取付ステーが空いている。おまけにネジ山まで切ってある。まさに渡りに船。
余剰在庫のエーモンステーにバラストを固定し、オイルクーラー固定ネジを利用。多少見栄えが悪いがカバーで隠れるので問題無しとしましょう。

非常に薄いデザインのモンスター696のヘッドライト裏側。フレームとの距離はタイト。しかしこのH7バルブ使用の車両はライト裏に、配線を通す為の穴を開けなければならない。
φ24のホルソーで潔く貫通。グロメットも装備で雨水侵入にも対策済み。

フレームにバーナーへのプラスとマイナス、そしてプラス電源とアースの4本をヘッドパイプからフレームの間を通すが、見た目より隙間が多く楽であった。おまけにバラストをヘッドライトの近所に設置出来た事で、配線の長さもベスト。

オイルクーラーカバー(オイルクーラーは無いけど)を戻すと、バラストの存在も殆ど分からない。

6000ケルビン点灯完了。ポジションランプが黄色いので、青みが強く感じる。やはり実際の明るさ重視なら5000ケルビン以下がヨロシイ。
ここまで、おおよそ2時間半。ネイキッド車の割には早く仕上がった。
オーナー氏に心付けを頂き、無事終了。
この寒さですが、きっと明るいナイトランを楽しみながらの帰宅となった事でしょう。
次回のツーリングが楽しみですね。近いうち企画しますのでご一緒しましょう。遠くまでお疲れ様でした。